三夏(猛暑、酷暑、炎暑)を何とか乗り越えて、虫の音や涼しい風に秋を感じ始めた矢先、台風の影響で、これまで経験したことのない大水害が引き起こされてしまいました。
テレビで中継されるのを見ていると、家や人が流されたり、必死になって救助を求める方々の姿を見て、心が締め付けられるようでした。また、東日本大震災の時を思い起こしたのは、私だけではないと思います。それと同時に、大変な状況の中で救助にあたられている自衛隊、消防、警察等々の懸命な姿にも感動をしました。感謝なことです。
21世紀の科学の進歩のおかげで、被害に至る原因や経過も解明できるのですが、残念ながらそれに対処するすべがないのが現実であり、悲しいことです。
科学の驚異的な進歩に比べ、人とはなんと無力でしょうか!一瞬先のことも誰もわからないし、言うこともできません。もちろん対処することもできないのです。強がってみても、役には立ちません。
それだけに確かなものがほしいですね。 国や時代にかかわらず、変わらないもの===そういったものを持ちたいものです。そうすれば荒れ狂う時代にあっても、しっかりした生き方ができるのではないでしょうか。
『人はみな草のようで、
その栄えは、みな草の花のようだ。
草はしおれ、花は散る。
しかし、主のことばは、
とこしえに変わることがない。』
(新約聖書)