2024年5月11日土曜日

母の日です

  今日は「母の日」です。教会学校から始まったと言われるすばらしい行事です。 個人的には母を天に送ってからというもの、後悔先に立たずです。 もっといっぱい母になにかをしてあげればよかった、と後悔をする日です。 一人っ子ということもあり、愛を注いでくれたのに、親の心子知らず、と当時は何にも気づかず、きっと母を悲しませたことでしょう。申し訳ないです。  ただ、同じ信仰をもってくれたこと・もう一度会えるという希望であり、親孝行でしょうか。  お母さんがお元気な方には、今が最高のチャンスですよ、と言いたいですね。   このところ連日の夏日で、季節感が狂ってしまいますが、つつじがきれいに咲いていますね。 一色ではなく色とりどりできれいです。神様の絵具箱が素晴らしい!

静かに時がすすでいる中でも、世界中は混乱がますます進んでいますね。ロシアではプーチン大統領の5期目が始まり、ウクライナに対して一層攻勢に出てきました。無人のドローンという、人間の良心すらごまかせるもので多くの命を奪う。 また、イスラエルのガザへの攻撃に対して、バイデン大統領の発言も、トランプ氏の発言も次の大統領選挙に向けて国内を二分しそうですね。 平和とははんたいですね、悲しい。 主よ来たりたまえ、と祈るばかりです。

 礼拝説教もいよいよヘブル人への手紙も10章に入ります。長かった著者の教理による説得もあとわずかです。本当に著者の聖書理解の驚かされますし、素晴らしい教理の展開にも。それと同時に、いかにヘブル人の聖書理解とはかけ離れたところでの聖書理解しかしてなかったと気づかされています。今は以前よりも聖書が理解でき神様のもとに近づけたかな? 感謝なことです。

2024年5月12日主日礼拝式次第

聖書:ヘブル人への手紙 10章1~4節

宣教:「後に来るすばらしいもの」ヘブ(63)

<ヒント>

1.信仰の目(1節)

 ユダヤ人は聖書の前半の旧約聖書だけでメシヤを 異邦人は聖書の後半の新約聖書から、いわば解決編からイエスをメシヤと これだけの差がヘブル書が難しい理由 解決編だけで十分だと旧約なしでもいい、なんて考える人も  大きな損失が  そのため、このヘブル書の著者の、教理展開が難しく感じるが、著者と受取人との間では実にスムーズ パウロも旧約聖書からイエスをメシヤと 福音の理解へと 旧約聖書を丁寧に学べば、解決編に至る! すばらしい宝石が 「律法には後に来るものの影」が その実物、実体へ 素晴らしいものだと レビ的祭司制度では到底到達できなかった、すばらしい実体が!

2.影と実物(1節)

 ここでの「律法」とは、モーセの律法の中の犠牲制度、祭儀制度の事 神への「道しるべ」 食べ物、飲み物、祭りや安息日の規定  コロ2:16~17  「後に来るすばらしいもの」キリストによる罪の完全な赦しの恵み 10:37 6:5 ヘブル的思考では。未来のことではなく、事態の未完了 「実体」=「真のかたち(口語訳)」 コロ1:15~19   ピリ 2:6~11

3.信仰によって(2~4節)

 古い契約の制度では、罪の完全な解決には至らない 日々のいけにえと「贖いの日」の繰り返し 律法自身が不完全性を  3節の「思い出す」=神の怒りの対象  旧約の人々も 詩篇51:16~17  「キリストの血のみ」

<結論>

1.古い契約下と新しい契約 2.罪の赦し  3、なぜレビ的祭儀制度が?


2024年5月4日土曜日

こどもの日

  ゴールデンウイークも後半になりました。予報もずれて、まるで夏のような日々です。中三日の休みを取ると、10連休にもなる人もいるそうです。そのせいかたくさんの方が移動されていますし、円安のせいもあるのでしょうか?インバウンドも多いようです。 能登半島では正月の帰省で地震の被害に遭われた方もいらっしゃたようですが、渋滞等もあり旅先や帰省先で事故などがないといいのですが・・・ただでさえ少子化と言われているのに、あちこちで子供たちの事故が相次いでいるのが悲しいです。 皆健やかに育ってほしいものです! 今日は「こどもの日」です。

  個人的には近場だけで過ごし、タケノコ掘りくらいかな、とはいえ今年はとれないな、雨上がりだからと期待しても今のところは僅かです。 海水温の上昇で貝採りもできず、タケノコもだめなら、楽しみがな~い。悲しいな!

 教会学校への移行に向けて少しづつ準備が進められています。子供たちの成長に合わせた聖書と教材の準備、年間スケジュール、スタッフ悩めるところです。 6月開始を目指していきます。 

ユダヤの律法では、少年は5歳で聖書の学びを始め、10歳になると律法の伝承の学び始めるべきと規定していた(『パウロの生涯と神学』)ようです。世の教えの影響を受ける前に、神のことばを中心に置けるようにしたいものです。 辛いことですが世界には、学ぶ権利も奪われている子どもたちもたくさんいます・・・

 中東戦争は打開策があるといいのですが…立場や主義主張の違いがあり、難しいかな? イスラエルを取り巻くアラブ諸国からのイスラエルの攻撃も続いているようです。一度負けると国家消滅という危機感がある国とそうでない国とでは意識も対応も大きく違うでしょう。何とも言い難いです。 とはいえすべてが守られて自由に礼拝をささげられることに感謝を覚えて臨みます。 良き礼拝となりますように! ひとりでも多くの方が参加できますように!


2024年5月5日主日礼拝式次第

聖書:ヘブル人への手紙 9:23~28

宣教:「死の後の希望」

<理解のヒント>

1.キリストが天の幕屋へ(23~26節)

  地上の幕屋、レビ的祭司祭儀は、天の写し、影、型 キリストは実体の天の幕屋へ ご自身のためだけでなく、罪びとが神のみ前に出る道を拓く ヨハ14:6 天における2つの面  ①全世界がひれ伏す ②すべての人に仕える姿 マタ20:28 永遠の王と永遠のしもべの姿

2.厳粛な事実(27~28節)

 「人間には一度死ぬことが定まっている」 「死後にさばきを受けること」も  異邦人は「死」が何かわからず、また原因もわからないが、ユダヤ人は違う 「律法では5歳で聖書の学びを始め、10歳で律法の伝承を学び始める」 死とさばきは当然のこと  キリストのただ一度の贖いとの比較へ キリストは死を見なかった、というわけではない しかし罪人とは違う死の意味 イザ53:10~12

3.キリストの再臨(28節)

 キリストのささげものは完璧 神は受け入れ、復活を  キリストの十字架の死、復活、昇天は過去の事実 再臨は未来、しかしいつ起こっても不思議ではない、確実に起こること

これが初代教会の希望であり、すべてのキリスト者の希望

贖いのための誕生とさばきとしての二度目の来臨 さばきの二面 信者と不信者への対応の違い  キリスト者も救われたとはいえ、完全になったわけではない。 Ⅰヨハ1:7~10 

<適応>

1.セカンドチャンスについて

2、過去と再臨の間

2024年4月27日土曜日

ペサハの中で

  ゴールデンウイークが始まりました。今年は円安が急速に進んでいて、コロナ前とは全く事情が違いインバウンドが増えてきているようです。 その上気温も高い傾向になりそうです。 涼しいはずの北海道でも28度を越えているとか、かつてはこれは沖縄だったのでは? この連休中も高温が続くのでしょうか? このままいくと、夏はどうなる事やら・・・ 

今はイスラエルは、ペサハ(過ぎ越しの祭り)の最中です。22日の初日に狙っていたようにヒズボラからの攻撃がありました。 中東での緊張状態は続いています、がイスラエルもイランも直接の本格的戦闘は避けたいはずでしょうから一挙に進むとは思えませんが、暗雲立ち込める状況は変わりません。  皆が平和を望みながらも、人の力では何もできないのでしょうね。 一日も早く神の国が来ますように!と祈ります。


2024年4月28日主日礼拝式次第

聖書:ヘブル人への手紙 9:23~28

宣教:「模型と本物」

<本日の聖書のヒント>

1.天の幕屋はきよめられる必要があるのか?(23節)

 23節は前節からの連続 「天にあるものにかたどったもの」=天の幕屋の写し、影、型である地上の幕屋 幕屋は神の臨在の象徴  神は罪を嫌い罰するから 聖なる神に人は近づけない   「贖い」とは? 贖いを民に教えるための視聴覚教材として地上の幕屋 人は自分で贖うことはできない 代理贖罪 罪は死に値する 23節の後半に疑問?天の幕屋はきよめられる必要があるのか?  ある解釈は、御使いの堕落のゆえ  地上の至聖所での大祭司の奉仕の姿から 地上ではそうだが 天では? キリストの贖いは実体 キリストの死は神を満足させた キリストのみわざのこと

2,神の御前に(24節)

 地上の幕屋の意味は 天の霊的真理を地上で伝えるには 人間は自分にとって価値のある尊いものを神に支えるることで、神に近づこうとする 愛と献身  その根本を忘れて形式主義に  Ⅰサム15:22 神への完全な従順 キリストこそがその従順を全うされた

3.ただ一度の(25~26節)

 地濃の大祭司とキリストとの対比 ①「年ごと」と「ただ一度」  ②「自分の血でない血」とキリストの「ご自身の血」

<結論>

神の約束・遺言書の有効性


2024年4月20日土曜日

初夏のよう

  4月の下旬に入ったばかりなのに、最高気温が25度前後というまるで初夏のようです。半袖の人も多いのですが、それよりも個人的にはなんといっても花粉がすごい。桜とヒノキの花粉の状況が近いとか、もうしばらくの辛抱かな? それに黄砂も加わってとんでもないことに。中国本土はこんなもんではない。今年は中国は雨が少ないそうで、例年に増して黄砂がすごいとか、どうしようもないのでしょうか? 身体にも危険が・・・来週にも再来の可能性もあるようです

 イスラエルとガザの戦争、イスラエルを取り巻くアラブ諸国の反イスラエル側との緊張関係が強まってきています。イランとの本格的な戦闘状態には双方が避けているようですが、今後も緊張関係は続くでしょうね。 このせいもあってか、ウクライナ問題があまり報道されていませんが、この時にも人の命が奪われているという悲しい状況は続いています。ロシアはEU等の経済制裁にも拘わらず、かえって内需が拡大しているとか、またエネルギーもあり、戦争は続くようですね。 人とは悲しいものですね。身近な人が亡くなるのは辛く悲しいのに、遠くの人や関係のない人の命には無関心なんですよね。 無関心ほど、恐ろしいものはない。 

祈りの友から、心痛むニュースが次々と届いて言葉にもなりません。祈りは、神様を動かす打ち出の小槌ではないので、祈りによって事態の解決ができるわけではないだけにもどかしいですね。 祈りは聞かれる、それは神のみこころににかなえばであって、私たちの願いが叶うことではない、とわかってはいてももどかしい。 信仰がないから祈りが聞かれない、と責める必要はないので、主の御守りを祈るばかりです。心痛めながら週を越えます。 思いを新たに新しい週を迎えられますように! 

今年度の教会の主題聖句を日に何度も思い起こし、どうすれば、また何をすればと祈るばかりです。一人でも多くの方に福音を!また、ヘブル書の適用としての、信仰の挫折で苦しんでいる方々が復帰できるようにと祈ります。

いよいよ今日からヘブル書の講解に戻ります。まず自分が総会以前(ヘブル書)に戻ることから始めます。 ヘブル的思考とユダヤ的背景からこの手紙を学ぶことで、聖書が一層輝きが増してきて、主にある幸いを感じます。さあ頑張りましょう!

2024年4月21日主日礼拝式次第

聖書:ヘブル人への手紙 9:15~22

宣教:「契約の血」 ヘブ(60)

難しい内容で時間の関係でひょとすると第三ポイントは次回に回さざるを得ないかも?覚悟のうえで臨みます。

<理解のヒント>

1.永遠の資産にあずかる(15節)

 「こういうわけで」とこれまで語ってきたことを踏まえて キリストが仲介者に 「仲介者」とは? 神と人との間に立ちとりなす 神と人との妨げ、障壁=罪 それを取り除いて モーセの律法は恩恵を与えるもの 罪に違反を贖う手段もある  新しい契約の時を待つ必要が 聖餐式の時のキリストのことば・・・マル14:24

2.遺言書の批准(16~18節)

 ニコデモとイエス様の会話 ヨハ3章 「風」と「霊」の関係 ギリシャ語で同じ言葉 これと同じ事がヘブル書でも 「遺言」と「契約」の関係 「 遺言」はいつでも書けるが。効力を発揮するのは死亡してから これが神の契約にも  古い契約の履行中にエレミヤを通して「新しい契約」をたてると 契約の効力発揮は、批准による いけにえとの関係 創世記15:7~20 契約の方法 キリストの死により批准 

3.地を注ぎだすことと罪の赦し(18~22節)

出24:3~8  この背景の解説  21節から 契約の批准から地によるきよめの問題へ 出40章の聖別から  「血」と「贖い」の関係

<適用>

 血の重要性

 


2024年4月13日土曜日

桜満開

  四月に入り桜も綺麗に咲き誇り、その中で新学期も入学式も行われたようですね。いよいよ新年度って感じですね。 そんな中でも、祈りの友からのつらい祈りの課題が次々と届き、その状況に驚き言葉さえも出ない日々です。言葉で「祈っています」というのはやさしいけど、その責任は重く厳しいものです。「祈りは聞けれる」とはいっても、願いが叶うということではなく、みこころにかなえば成就する、ということですが、苦しいものの思いは、どこにどうすればいいのでしょうね。でも神はそれを知ってらっしゃいますし、見守っておられることは確かです。それを信じて主のあわれみにすがるのみです。 「祈祷は祈闘である」と言われた牧師がいますが、本当だなと痛感しています。 こどもの時間から教会学校への準備も思ったようには進まず、祈りと協力者、そして教会の理解が大切です。教会の祈りがなければ・・・

 イースターの伝道礼拝に次いで、新年度の教会の主題聖句と2週にわたりヘブル書から離れていましたが、また再開です。その前に11章の信仰の人を取り上げます。今回は「サラ」です。 創世記を学んでいた時には、サラが信仰の人だとは思ったことがありませんでしたが、ヘブル11:11~12を見ると驚きです。人の見る目と神の見る目の違いを痛感します。 創世記はサラよりもアブラハムに重きが置かれていますので、アブラハムの陰に隠れていますね。 改めてじっくり取り組むと、また面白い!

2024年4月14日主日礼拝式次第

聖書:ヘブル書 11:11~12

宣教:「信仰の人 サラ」

1.旅立ち

家父長制の時代に聖書に女性の名前が出るのも珍しいが、その年齢が記されているのはの皿の事、サラだけのこと。 127年の生涯(創23:1)  サラはアブラハム抜きには語れない。夫婦だから でも二人は異母兄妹(創世記20:12)という関係 モーセの律法のずっと前のことだから  年の差10歳 カルデヤのウル(月礼拝の地) ヨシュ24:2  使徒7:2~3  具体的な血が示されないままに、神のことばに従って旅立ち  この時同行者がいる父のテラ、兄弟のナホルとその家族、もう一人の兄弟のハラン(この時には亡くなっている)の息子、甥のロト  創31:13、Ⅱペテ2:7から  ここに家族伝道の姿が アブラハムとの字ような環境にある我々にもヒントが

2.旅路の途中

 ウルからハランへ 一財産を築けるほどの長期間 父テラの死後 神の顕現で再出発アブラハム契約が 3つ ①子どもの祝福 ②土地の祝福 ③アブラハムを祝福する者の祝福  要は「子」  それなのに何十年もその兆しすらない  世のしきたりに従い ハガルをアブラハムの側室に  身ごもったハガルの態度の変化にいら立つ いじめと追放 神の介入でサラのもとへ イシュマエルの誕生 

3.信仰によって

 これでもまだ 諦めが忍び寄る イシュマエルか? 神の顕現 創世記18:9~15 男の子、イサクという確かなことば  サラの不信仰の笑いを喜びの笑いイサクへ 神のことばは菅らず成就する 90歳でイサクの誕生 

2024年4月7日日曜日

新年度に入りました

  慌ただしい一週間が過ぎました、新年度に向けての準備等トラブル続きで、ストレスMaxです。ついにはパソコンの異変で週報印刷もできず、涙・・・つい先日はワードの問題、今回は原因不明です。誰か助けて! 花粉もヒノキになり症状も変わってきました。困ってらっしゃる方も多いでしょうね。 桜の美しい時期と花粉とが重なり楽しめませんね。
 
立法府の情けないニューズにうんざりです。何と不正直な議員が多いことでしょうか。ただ一言、ごめんなさいが言えないのは罪人の証拠ですね。

新年度最初の礼拝は、教会の主題聖句です。Ⅱテモテ4章の「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても」です。いつもの講解ではないのですが。色々考えさせられましたね。

2024年4月7日主日礼拝式次第
聖書:Ⅱテモテ 4:1~4
宣教:「みことばを宣べ伝えなさい」

<本日のヒント>
1.若き伝道者テモテ
 パウロ殉教寸前の手紙 テモテへの励まし テモテには大きな信頼を 使徒の働きやパウロ書簡から
2.若き伝道者テモテ  
 直接的にはテモテへだが、イエスの大宣教からも明かなように  すべてのキリスト者への命令 3つの危険が
3.真理・健全な教えから
 世と教会の関係 心理から反れた教え ラオデキヤの教会の姿

<結論>
伝道に方法論はない 全ての火谷チャンスが 教理の確立

2024年3月30日土曜日

黄砂到来

  寒暖を繰り返しながら年度末になりました。あっという間の一年でした。桜の開花もまじかでしょうが、花粉もスギとヒノキも始まり、それに黄砂も到来してきました。大変だ!2030年問題と少子化等を考えながらの教会形成には頭を痛めます。神学教育をさせていただいた学び舎の入学者は4名だとか、神と教会に仕えていく者が減っていくのも心配です。外のことも心配ですが、自分自身と教会の将来をずっと考えています。 神を信じてさえいれば何とかなるのならいいのですが・・・そうはいかないのが現実ですね、祈りとともに、あるべき教会を求めて、ともに歩んでくださる方が起こされるように、と願うばかりです。 今は少人数ですが、それだけに宣教(教理による信仰の確立)と信仰継承を両立を今は励むばかりです。  教会学校再生へ、教理の学びを終えた方々とともに始めていきたいと願っています。幼子たちが主を信じて喜ぶ姿を夢みながら!

受難週の中で、主の御苦しみを例年以上に感じています。こんな者のためにあんなにも耐えてくださったこと、感謝に耐えません。 今日は復活祭です! 何という素晴らしい日でしょうか。 礼拝では、これぞ福音というものをお伝えしたいと思っています。福音のすばらしさが忠実に語れるように、と願います。タイトルは「いのちの君」です。一人でも多くの方に聴いていただきたい!と願いを込めて。

2024年3月31日主日礼拝(復活祭)

 聖書:使徒の働き 3:14~15

 宣教:「いのちの君」

<本日の要点>

1.歴史上の事実

 イエスの弟子の筆頭格のペテのことば キリストの復活の生き証人としてのことば ルー・ウオレース 

2.聖書が語る「死」

 「死」をどうとらえるか? それに対し、聖書は「死とは肉体とたましいの分離」 創35:18 死の原因は? ロマ3:23  死と死語のさばき(ヘブ9:27) 聖であり正しい神の前に絶望的 

3.聖書の語る「死」の解決

 神の歴史に対しての直接介入 ヘブ2:13~14 キリストの十字架の意味  Ⅰペテ3:18  ヨハ11:25 

2024年3月23日土曜日

受難週の始まり

  今年も受難週を迎えることになりました。主の受難について年々思うことが変わってきています。よくもここまで耐えてくださったと、感謝に耐えません。そばにいた弟子たちも頼りにならず、身も心もお辛かっただろうと。

 今年は年度内に二度の復活祭という年です。素晴らしいことですが、年度末ということもあり教会総会と重なり慌ただしいですね。 今年の復活祭のテーマは「いのちの君」です。近年では、ロシヤのウクライナ侵攻といい、イスラエル・ガザ戦争といい、命が無駄に失われているのが悲しいですね。 世界中が戦争とまではいわないまでも、分断という悲しい現実が立ちふさがっています。 教会にすらサタンが忍び込んできて主の教会としての輝きを失わせています。 エデンの園でサタンが分断を持ち込んで以来、罪が支配している世界中に分断があふれています。 聖霊の働きでバラバラになっていた世界が一つにされて教会が誕生したのに、その主の教会が再びサタンによって分断の道へ、  今こそ神のことばと信仰へ立ち返る時でしょう。

2030年問題も大きく立ちふさがりそうですが、信仰をもって前進したいものです。

礼拝ではヘブル書も9章に入り、出エジプト後の荒野の幕屋について学び終わりました。本当に本書がユダヤ的なものと、また、自分がいかに異邦人であり旧約聖書を読み飛ばしていたかを痛感しています。理解が進めば、イエス様の仰っていることや新約聖書の理解も深まってきます。これが聖書なんだと!


2024年3月24日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 9:11~16

宣教:「贖罪の日とキリスト」

<本日の理解のヒント>

1.すでに成就したすばらしい事がら(11節)

 シナイ契約で律法に示されてきたことの成就者としてのキリスト 「新しい契約」が到来した キリストの十字架、復活、昇天  信じる者の心を新たにし、キリストの律法を刻んでくださる そしてペンテコステと これらはアロン系の大祭司の「贖いの日」によってではない ヨハ2:18~22  

2.赤い雌牛による(13節)

 これまでの贖罪の日には出てこない、赤い雌牛の灰  これについては民19章  死体に触れることによる汚れからのきよめ 牛は普通、黒かぶち、赤い牛とは? タルムードの中に興味深い記事が  贖罪の日に赤い雌牛を ユダヤ教が踏襲

3.キリストの血によるきよめ(14節)

 鍵ことばは、「血」と「注ぎかける」  「血」の重要性  注ぎだされた血のみが有効

しかし、キリストの死因は、失血死ではない  最後の晩餐のことばが意味するもの

<結論>

キリストの血潮と死んだ行ない


2024年3月16日土曜日

もう13年

  東日本大震災から早13年が過ぎました。復興の度合いには地域ごとのばらつきがあるでしょう。 それにしても早いものですね。原発の処理もまだまだ未知数です。あれ以来どれだけの大きな地震被害が出ていることでしょうか。被災者の方々にとっては、いつも現在なのですよね。今年の元日の能登半島地震もまだまだ大変でしょう。 つらいですね。

 少しづつ温かさが増してきていて、春が近づいているのでしょう。毎日花粉で悩まされています。 土筆は昨年はもうそろそろでしたが、今年はまだです。明日また調べます。土筆から筍とが春の楽しみです。

いよいよ教会も年度末を迎え、教会総会の時期です。 2030年問題も他人事ではなく、当教会もいろんな現実的な問題を抱えている中での総会です。一致と希望の総会になりますように! 

パソコンのトラブル(未熟さ)でご迷惑をおかけしています。

明日の礼拝も主の臨在と祝福の中で行われますように!

2024年3月17日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 9:1~10

宣教:「祭司の奉仕と幕屋の限界」

<本日の聖書のヒント>

1.祭司の務め(6節)

 原文では6~10節は長い一つの文。6~7節では、祭司と大祭司の務めの違いを 残りの3節は、その意味が  聖所には祭司のみが 祭司は聖所で何を? 出エジとレビから 

出27:20~21 メノラーの油と芯の交換 香をたく(出30:7~8) 安息日にはパンを供えるパンは12個 意味は?  ルカ1:8~12 ゼカリヤ 

2..大祭司の務め

大祭司には他に祭司とは違う務めが 至聖所での奉仕 年に一度だけ  レビ16:2 大祭司の服装 レビ16:4 血を携えること 2つの奉仕が  アザエルの山羊について 

3.幕屋の限界性

 幕屋は神の啓示による 地上の幕屋は一時的なもの 聖所は祭司を、至聖所は大祭司を 地上の幕屋はレビ的祭司 天上のまことの幕屋はメルキゼデクの位に等しい大祭司を 

<結論>

1.アザゼルの山羊レビ16:21

2.地上の幕屋と天上の幕屋

3. ガラ3:23~26


2024年3月9日土曜日

まだまだ寒い

  先週も書きましたが、今年度は復活祭が二度祝われます。そのため、その前の受難週や年度末の教会総会と慌ただしい日々が続きます。季節ガラ健康もさることながら霊的にも守られて、何とか落ち着いて祈りつつ備えていきたいものです。

 アメリカの大統領選挙も、いよいよ現職と前職との戦いになりそうです。何よりも恐ろしいのは、宗教右派のこともあるですが、この背後で暗躍する闇の力による「分断」です。どちらが当選しても、この分断は解消できそうにはありません。大きな溝を作り、国をだめにしていくでしょう。バビロン化の始まりでしょう。国内でも不誠実な政治家だらけです。 中国といい中東といい、危険が大きい。神の目からすれば。きっとノアの時代と同じでしょね。「いつも、みな、悪いことにだけ傾く」人間は何なのでしょうか?  人にはなにもできないことだけが明かになるだけ。神によらなければ、どうしようもない。

 2024年3月10日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙9:1~5

宣教:「幕屋の至聖所」

<本日の聖書の理解のヒント>

1.至聖所・金の香壇(3~4節)

  聖所の位置関係の確認  聖所の奥の入り口に『第二の垂れ幕」が  「第一の垂れ幕」というものは出てこないが、幕屋の入り口の垂れ幕  第二の垂れ幕の後ろには「至聖所」(聖の聖、holy of holy)が 至聖所のには、2つのものが ①金の香壇 ②契約の箱 ①に関して2つの疑問が 香壇の位置について 本文では至聖所の中 図では外 どちらが? 至聖所での奉仕が許されているのは、大祭司のみ これに反した王がいる Ⅱ歴26:16~19  もう一つの疑問 出30:1&6からは? ヨセフスによれば、聖所に ソロモンの神殿では中に、と決定しがたい 大祭司のみ レビ16:18 出30:10 から至聖所の外?  大祭司は香壇は至聖所の外にあり、香炉をもって出入りする、とかんがえては?   香壇は、「いのり」聖徒の祈りと深い関係が ロマ8:26~28

2.契約の箱(4節)

 いろんな呼び名が ヨシュ3:3、Ⅱサム15:24、Ⅰ歴15:12   神が幕屋を造るように命じられた時最初に命じられたのが、「契約の箱」  サイズは2,5キュビトx1,5キュビトX1.5キュビト 表面は金で覆われて 中には、二枚の石の板(出25:11~21)    他には、マナの入った金のつぼ 芽を出したアロンの杖(民17章)  贖罪蓋

<結論>

ユダヤ人は4~5歳から聖書を学び始め、12歳で伝承を学ぶという 著者や受け手はそうした背景を持つ すでに幕屋のない時代でも理解が 

異邦人のわれわれには、どう関係するのか?


2024年3月2日土曜日

弥生に

  年を取るにつれて時が過ぎるのが早くなってきているように思います。あっという間に、はや三月弥生です。事務処理が滞っていていろいろとご迷惑をおかけしていることも多々あり誠に申し訳なく思っています。 もうしばしお待ちください。 教会の中でもいろいろ変化があります。これから新年度に向けても慌ただしくなっていくことでしょう。 今年度は年度末の主日が復活祭(イースター)ということもあり、伝道礼拝をおこないたいので、教会総会を繰り上げなければなりません。 いろいろとスムーズに進めなければ、と思って気を引き締めています。 教会の今後のことも大きな祈りの課題です。 次年度からと考えていることも、なかなか進んでいません。目の前の一つ一つを進めていくしかないのですが・・・。

世のニュースも国会議員の不祥事で、不正直、不真面目でいい加減差だけが目立ち、悲しくなります。罪びとの姿が浮き彫りです。 こんな人たちにこの二本を任せておけるだろうか?と、きっと多くの方が思っておられるでしょうね。 どうにもできない、どうにもならないもどかしさだけが募ります。 そのせいか?大谷翔平選手だけが明るい話題になっています。これはこれでどうなのかな? 

礼拝で取り組んでいるヘブル書は、さらに難解なところへと進んでいきます。それだけに理解が進んだ時の感動があるのですが、実に大変です。 本日からは、幕屋についてになりますが、字面からだけではわからないことばかりで、写真等を用いていきます。これらがいかにキリストと結びつくか。楽しみですよ。 イエス様のことばや黙示録がこういう意味だったのか、と感動です! 楽しみにしてください。


2024年3月3日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 9:1~10

宣教:「より優れた幕屋」ヘブ(55)

1.荒れ野の幕屋(1節)

 聖書の章・節の区切りは後代の人工的なものゆえ、便利な反面妨げにも 9章は8:13の続きである

「新しい」というのは、教会向けではない 古いものを持っているユダヤ人向け 古い契約は、天の写し、影、型に過ぎず、不完全 神がそれに代わるものを 幕屋…出エジプト後の荒野で造るように命じられたもの 詳細は出エジプト記   出エジ25:8 民の自由意思により とどめなければならないほど

2.幕屋の概要(1~2節)

 ユダヤ人ならだれもが知っているの詳しい内容はないが異邦人には?  著者の意図知るためにも理解を進める 幕屋の構造の解説 庭 聖所 至聖所 の解説 

3.聖所(2節)

 聖所の内部 机 燭台(メノラー、七枝の燭台)

<結論>

神が幕屋をシナイ契約で示されたわけ 天にあるまことの幕屋の「写し」「影」『型」


2024年2月24日土曜日

二月も終わりに

  二月も最終週に入りましたが、温暖化のせいもあり、寒暖差が厳しい日々です。東京では、まるで夏のような気温の日から翌日には真冬に戻ったとか、北日本では大雪で混乱が起こる反面スキー場には雪がないという悲劇も・・・日本は四季があって美しいと、言われてきましたが、今やそれが崩れつつあるようです。これからは梅や桜の季節ですが、いつまでも続いてほしいものです。

 コロナ以降教会活動も内省的になり、どこか、何か元気を失っているようですが、本来の宣教に力が欲しいものです。 みことばを忠実に語ることは、もちろんキリスト者は霊的に成長し、もっと救われる人が起こること、また、信仰を回復していく人が起こされることが教会の大切な役割です。

 とはいえひとたび世界に目を向けると、ロシヤのウクライナ侵攻から早二年、いまだに決着がつきそうにはない。長引く中で支援疲れも各国に支援疲れが起こってきているようで、またリーダーが変わると支援打ち切りも? 何とも先が見えない。国連の常任理事国がやりたい放題では、どうしようもないのか? 苦悩の日々です。 今この時にも命が失われている、のが怖いですね。 若者の将来が絶たれ、戦場に、そして命を奪われる、こんな愚かなことを人間は何度繰り返せば気づくのでしょうか? 一世紀に二度も大戦を経験しているのに・・。その他にも今やどこもがバビロン化していっているようです。(黙示録の世界に近い) 愛が失われて行っている。 教会は?  神前には問われますね。

 礼拝でのヘブル書は、本当に難しいだけに苦労は大きいですが、学べば学ぶだけ旧約聖書の背景を知ると同時に、神の業がよくわかります。著者の立場に立てば得るものが多いです。

2024年2月25日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 8:7~13

宣教:「新しい契約」ヘブ(54)


<本日のヒント>

1.罪がぬぐい去られる(12節)

 神のご性質が明かにされている。 罪の赦し・・・ 人類の誕生エデンの園でも 出34:6~7 ミカ7:18~19  イザ43:25   こうした中でも(シナイ契約が履行中に)真の福音が!

2.契約の概念

 古い契約は、神とイスラエルの民との間 救い主の約束  異邦人にはどう関係するのか?   使徒15:28~29 エルサレム会議  新約聖書はイエスこそが救い主 当時の外交の宗主国の理解がヒントに

3.新しい契約へ(13節)

 新しい契約で古いものは消え去る  マル13:1~2 AD70年の神殿崩壊とともにサドカイ派は失職 形骸化した機能不全の神殿の中心のユダヤ教が終焉  キリストの受難十字架。復活により新しい契約へ

<結論>

新しい契約について

2024年2月17日土曜日

春一番が

  春一番で各地が大荒れになりました。 キャンディーズの曲では、春一番は何となく明るいイメージですが、実際の春一番は人の命にもかかわる恐ろしいものです。その翌日以降はまた、寒気が戻って寒暖差が大きい日々です。本当に身体がついていきません。きっと多くの方がそう感じているでしょうね。これが2月のだそうですが…  

 国内の政治も国会も裏金問題で混乱、政治家への信頼が失墜しましたね。何度も同じようなことを繰り返しているばかりで、全くのところ成長も改善もされない。罪のなせる業でしょう。世界に目を向けても、分断だらけですね。嘆きばかりです。サタンの思うままに人の罪がこの世を混乱に導いているようです。 詩篇73篇の嘆きと同感です。しかし、神を欺けるはずはなく、詩篇の記者と同じく「神の聖所」にこそ鍵があることを信じます。

 これからどんな年になっていくのでしょうね。恐ろしくもあり、また特別なことも起こることも期待しています。

季節が進むと花粉が怖いですね。マスクが手放せなくなります。

 礼拝説教もヘブル書8章です。ヘブル書の難しさはユダヤ人からユダ人への手紙であることにあります。異邦人である我々には、ユダヤ教や旧約聖書の理解が、とても及びもつかないことです。でもじっくりと取り組むことでそれらに光が与えられて、きっと面白さが増してくると思います。ぜひ、頑張ってほしいです。

2024年2月18日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 8:7~13

宣教:「新しい契約の特徴」ヘブル(53)


<理解のヒント>

1.人々の心の中に(7~10節)

 ここには新しい契約に関して3つのことが語られている。 ①神の律法が人々の心の中に書きつけられる 古い律法、モーセの律法は、シナイ山で二枚の石の板に神の指によって記された。 ユダ教ではもう一つ「口伝律法」も与えられた、と言われている。(タルムード)

新しい契約は、人々の心の中に記される   ユダ人には、申命記6:6~9 テフィリン 実行していたが エレミヤの預言をエゼキエルがもっと明確にエゼキ11:19~20  人の心が変えられることが鍵

2.すべての者が神を知るようになる(11節)

 「知る」…これが聖書を理解する鍵 「知る」は2つ ①「知的理解」 ②経験的理解  イスラエルの歴史から、ユダヤ人は? Ⅰサム2:10 士師2:10 ホセ4:1,6.6:6  「主を知る」=誠実

3.新しい契約の普遍性(11節)

  11節の預言は、エレミヤの時代には到底考えられない パリサイ人は律法重視 守れない者を「地の民」とし、排除  神にはそれはない  それが成就したのがペンテコステ

<結論>

1.分断 2、神を知る

2024年2月10日土曜日

旧正月

   暦の上では、旧正月です。寒さも厳しい日々が続いていますが,来週には4月の暖かさにもなるとか、でも今度は花粉症が気になります。 能登のほうでも、厳しい状況は続いていますね。道路やインフラが回復するまでにはまだまだ時間がかかるのでしょうね。そうした中でも、やはり主の教会も打撃を受けていることは、想像していましたが、先日PBAからの情報で「石川県には、20を越える協力協会・団体があり、地震発生からわずか数日の1月5日に、「能登地震キリスト災害支援会(=能登ヘルプ)」が発足した」そうです 。被災者の方々はみな大変ですが、主にある教会も試みの中にあり、祈りと支援を必要としています。

 国内外は不安定な状況続いていて、いつどこで何が起こっても不思議はありません。  アメリカのバイデン大統領には、もともと認知症の疑いもあると言われていましたが、今回は記憶に衰えが見られるとか、また、海外の要人の名前を間違える?なんてこともあり、こういう人が核のボタンを持っているとは、今後心配ですね。 かたやトランプ氏は「もしトラ」どころではなくなりそうな勢いです。 これからの世界情勢は、中東を含め混乱を極めるでしょうね。 こうした中でも神様のご計画は間違いなく進んでいくのですから、黙示録を忘れないようにしたいものです。 聖書からこの世の動きを見るか、現実から聖書を見るか、で全く違ってきます。 神のみことばと信仰とが問われる所ですね。 

 コロナ以降景気が回復している株価も上がっているとは言え、あちこちで閉店しているところを見かけます。円安や諸物価高騰に人手不足が重なり、個人商店はなかなか厳しいようです。 お寿司屋さんやラーメン屋さんもたくさん店じまいに追い込まれているとか、厳しいですね。 

 礼拝でのヘブル書の学びは、個人的には大変大きな恵みを受けています。旧約聖書の読み方にチャレンジを受け、本当に面白くなってきました。 これこそが聖書なのだと!   ヘブル書もいよいよ、アロン系の大祭司とキリストの大祭司との比較に入ってきました。新約からだけではとても理解できないものだけに、深く興味深いものです。慎重に丁寧に学びを進めていきます。

2024年2月11日(信仰の自由を守る日)主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 8:7~13

宣教:「契約の新旧交代」


<本日の理解のヒント>

1.シナイ契約の限界(7~8節)

  著者は「シナイ契約」は不十分であった、という その契約は不完全なものか?そんなことはない、神がモーセに示されたものは「天にあるものの写しと影」 5節 著者が言う「欠け」とは何か? 9節のエレミヤのことばに鍵が   神の前に人は近づけず、間に祭司をたて、人はささげものといけにえをもって贖いを必要としている 際限ないくり返し  地上の幕屋・神殿と祭司と天における幕屋と祭司の比較 

2.新旧交代(8節)

 「それ」とは何? 訳文の比較をするとわかることは、この訳語は、不適切 どの訳語でも「人々」等言う複数形 問題は人の側に 律法は良いものでも、人に問題があれば    8節後半で神が「新しい契約」を  シナイ契約が古い契約と  13節

3.新し契約(9節)

 「イスラエルの家」と「ユダの家」 王国分裂 新しい契約は12部族全体に対して  エレ7:23~25  神が求めるもの・・・神の道を歩むことエレミヤの活動期 

<結論>

契約とイスラエル


2024年2月3日土曜日

如月に

  あっという間に如月です。奈良でもインフルエンザの感染が大流行とか、コロナもRSウイルスと今年はいつもよりも危険に満ちていますね。 先週はライブ配信に失敗してご迷惑をおかけしました。 後日配信したものの、今度は音声がはいっていない、という失敗の連続でした。 改めて今週にもう一度配信したいと思っています。お許しください。お待ちください。

 今年は世界中でいろんな選挙があり、国際政治に大きな影響を与える可能性が大きく、いったいどうなるのか?心配です。  アメリカでは「もしトラ」いまや「ほぼトラ」とも言われていますし、もしトラならどんな大変なことになるのか、ということが報告されているそうです。それにもかかわらず、アメリカの国民の半数以上はトランプ氏を支持しているようです。支持母体というかアメリカの福音派の宗教右翼の影響が多いようです。 先日二回目を読み終えた「読むだけで分かるキリスト教の歴史」(青木保典著)にこのあたりのことが分かりやすく書かれていて、納得が行きました。ぜひ一度はお読みいただきたい本です。 事情は分かってもどうしようないのが残念です。それどころか国内の政治でさえ、惨憺たるものです。 (安倍元総理は外交は実によくされていたようですが、旧統一教会との関係等暗部も多かった 今となっては検証のしようもないのですが)今の日本の政治家で彼以上の外交手腕の持ち主がいるでしょうか? 祈るしかない!ただ平和が,穏やかな日々が、と願うばかりです。  コロナ以降教会活動も内向きになってしまいました。 教会の本質に立ち戻り、宣教の業に、と願っています。

 礼拝でのヘブル書の学びは、難解ですが、反面実に面白く旧約聖書の理解が深まります。感謝です。一人でも多くの方にお届けできればと願っています。これが聖書の読み方だと分かれば興味も沸くでしょう。今日はうまく配信ができるようにと願っています。

2024年2月4日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 8:7~13

宣教:「古い契約から新しい契約へ」ヘブ(51)

<本日の理解の助け>

1.古い契約(7節)

 古い契約の不完全性ゆえに新しい契約が必要となる  「契約」の概念の整理が必要 契約において、神と人とでは対等ではない 神が主導権を取って人に 受け入れるか、拒むかのいづれかしかない 遺言状に似ている  「古い契約」はユダヤ人ならだれもの知っているシナイ契約  出24:1~8  神とイスラエルとの関係は特別のものに 律法に従うことが条件  この古い契約が履行されている中で神は新しい契約を預言者を通して

2、王国の歴史(8~12節)

 ここはエレミヤ31:31~34からの引用 「新しい計約」は著者が創作したのではなく、数百年前に神からのものだ  この預言の背景について  エレミヤは紀元前627から40年缶ユダ王国で活動 この時の王がヨシヤ  王国の暦について ダビデからソロモンへ レレハベアムの時に南北に分裂 20人の王を 紀元前587に新バビロニヤ王国のよって崩壊 王はみなダビデのようではない

3.ヨシヤ王と預言者エレミヤ

 マナセは偶像礼拝に積極的 最悪の王 アモンも継承 その子ヨシヤが8歳で王に その18年目に神殿で「律法の書」が発見され、宗教改革へ  過ぎ越しの祭りの復活  ヨシヤ王の13年目預言者としてエレミヤが預言者として  彼は北の崩壊 これから南王国の及ぶバビロニヤの勢力 神のさばきと回復を 涙の預言者として語る  ヘブル8:13がこれについて

<結論>

神の約束と誠実さ



2024年1月27日土曜日

極寒でした

  暖冬と言わているのに、この一週間は稀にみる寒さでしたね。奈良ではせいぜい雪がチラついた程度でしたが、被災地ではもっと大変だったでしょうね。 今日知ったことですが、現地に派遣されている自衛隊員の方たちは、実に薄給(17万円超?)の上で、中には自腹で装備をしなけらばならないとか、愚痴も言わずに働いてくださっているそうです。 食事もご飯かパンといずれかしか、だとか、全くひどい扱いですね。これでは中途退職者が増えていくのも理解できますね。国防のための団体がこれでは先細りで、その上に少子化が進んでいる。憲法改正も考えさせられますね。これで日本は守れるのでしょうか? 隊員のためにもっと!と思いました。 被災地でも少しづつ、ボランティアの受け入れが始まりつつありますが、懸命にサポートに励んでらっしゃる方々の労苦が報いられるといいですね。災害関連死も心配です。心のケアももっと必要なのでしょうね。 寒さの故でしょうか、火事も多発しています。悲しいことばかりで、心が痛む事件が多いですね。 心がますます病んでいるように思えます。 

 教会としていかにして福音を伝えることができるのか、日々悩んでいます。ただ主を信じ忠実に誠実にみことばにむかい伝えていくこと、神はみことばとともに働いてくださると信じて礼拝に臨みます。

2024年1月28日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 8:1~6

宣教:「さらにすぐれた務め」ヘブ(50)


<本日の聖書のヒント>

1.天と地の比較(1~4節)

 4:14~7:28までをひと先ずまとめて、次のステップへ 地上の祭司、大祭司と天の大祭司との比較 神からモーセに与えられた律法に勝るイエス 贖いの日が特徴的 しかしキリストはただ一度でこれを成就 大祭司として、ご自身の血とからだをささげ物として 決定的な違い

2.キリストの型・予表(5節)

 レビ的アロン系の祭司 「天にあるものの写し」に仕えている  出25:9 これとヘブ8:5b『型」 実体ではない  ヘブ9:23~24   出25:40

3.さらすぐれた契約(6節)

 型よりも実態で使えるイエスのほうが優れているのは当然 7:22で一度触れた「さらにすぐれた」  6節には2つの「さらに優れた」が用いられているが、別のことば   新改訳2017や新共同訳は使い分けている  「初め」の契約はモーセを通して旧約の信仰の基礎に「契約」は罪びとがきよめられて神に近づく備えが これがレビ的アロン系の祭司によって新約においてはイエスの祭司を通してなされる 霊的で永遠 キリストこそが最高の「仲介者」「間に立つ者」

<結論>

真の大祭司 この人を見よ!

2024年1月20日土曜日

大寒を過ぎて

  「1月は行く・2月は逃げる・3月は去る」と言われるくらい、時の過ぎるのが早いですね。暖冬と言われるのにも拘らず、大寒を迎え列島は寒波に見舞われています。被災者の方々も支援者たちもきっと大変でしょうね。神様のあわれみを祈るばかりです。 ライフラインも道路の寸断もあり、まだまだ時間がかかりそうですね。せめて天気だけはと、願うのは私だけでしょうか。  ウクライナもアメリカの議会承認が得られず、窮地に陥っているとか、このままではロシヤのやりたい放題となりそうで、心が痛みます。 歴史を見るときに必ずしもその都度正義が全うされているとは思えないので悲しいのですが、それぞれに何が起こるかは誰もわかりません。神はあらゆるものをお用いになるお方なのですから、祈ります。 国内でも相変わらず、コロナやインフルエンザもあり、その上今年は花粉症も始まっているそうです。最近やたらくしゃみが出るとおもったら、これか! 今年は早いな。 早く暖かくなってほしいものの、花粉は迷惑です。 寒さで体も知事困ってしまいがちですが、教会活動だけはそうあってほしくはないですね。神のことばと福音は何の制限も受けないはずですから。一人でも多くの方に味わってほしいものです。

 礼拝説教は、ようやくヘブル書も7章を終わり、いよいよこれからキリストの大祭司職の優位性の本格的論議へと進みます。 難しいけど、旧約聖書のお理解の広がりつつ、面白くなってきます。期待しましょう!


2024年1月21日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 8:1~4

宣教:「わたしたちの大祭司」



<本日の理解のヒント>

1.神の右の座に(1~2節)

  ここで著者は先に進まず、4:14~のまとめを 原文では結論を語り、それから説明に

新共同訳や新改訳2017がそれに沿「滞納っている 私たちの大祭司がどれほど素晴らしいのか! その大祭司は・・・「大能者の御座の右の座に」  地上での御業を完了した  旧約の詩篇110篇にもそれが語られている  新約に4回引用(マタ22:44~45、マル12:36~37、ルカ20:42~44)でキリストの祭司的王性について、もう一つは使徒の働きでペンテコステにおけるペテロの説教 キリストの復活と昇天が  

2.天における務め(2節)

 著者は、地上の幕屋と天の幕屋とを比較する  エルサレムの神殿が破壊されるのがAD70年 それ以前には日々神殿で奉仕する祭司たちの姿を目のあたりしする、それを思い浮かべながら語る。  地上の幕屋は天の芯の幕屋の型 地上の幕屋はモーセによって、人の手によるもの 天のか幕屋は人の手によるものではない 異次元の実体

3.2つの大祭司の違い(3節)

 祭司の不可欠な務めは、5:1 ささげものといけにえをささげるっこと  地上の祭司は律法の規定に従ってささげる  イエスが祭司というのなら、それは何か? 7:1参照  8:4 イエスは地上においては幕屋での奉仕はできない、事実福音書はそれを記していない しかし、型ではない天における真の幕屋において、イエスは祭司としてのの務めを


<結論>

律法は神からのもの 人に罪の意識を、罪の赦しのためにささげものといけにえとが 繰り返し 不完全  キリストはただ一度だけで完全ないけにえ8ご自身の血とからだとをささげて神の赦しを完了 このお方が私たちの大祭司 

2.


 

2024年1月13日土曜日

通常を目指して

 週末は急に冷え込んできました。寒暖差も大きくなって体調の管理が大変ですね。被災者のことを考えると、贅沢なことは言えないですが。能登では相変わらず地震は続いていますし、きっと揺れる度に恐怖を覚えるでしょうね。 被災地の写真を見るたびに、悲惨さが伝わってきますし、津波と火事の恐ろしさが増します。  この地震で海岸線が隆起したそうで驚いています。歴史的には地層を見ると、隆起したことは知ってはいたけど、こんな短い時間で目で見るなんて!
 今年は特に世界的には20以上の国と地域で重要な選挙が行われるそうです。 昨日行われた台湾の総統選挙をはじめとして、これからの世界の行方を大きく左右するかもしれないアメリアの大統領選挙やロシヤの大統領選挙等。 世界が平和で安定したほうに行けばいいのですが、現実には分断だらけで戦争が多発しています。これからはもっと複雑になっていくのでしょう。  イエスは福音書で終末に起こることとして。「戦争のことや戦争のうわさ」を取り上げて、「これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。」(マタ24:11)と仰っています。 黙示録によれば、神の終末(完成)に向けてはこんなものではない、もっと激しいものだから、目先のことに振り回されないようにしなければなりませんね。

 教会の道路側の窓に書いているみことばが変わりましたよ! 「この方は恵みとまことに満ちておられた。(ヨハネ1:14b)です。
 
年々時の経つのが早く感じるものですが、今年は特に早く感じています。礼拝にも早く元のペースに戻りたいのですが・・・。ヘブル書の学びを通して、いろいろと多くのことを学んでいます。どれだけお伝えできるか?

2024年1月14日主日礼拝
聖書:ヘブル書:26~28
宣教:「完璧な大祭司」

<本日の説教のヒント>
1.必要な大祭司(26節)
  ここでこれまでのまとめに キリストについてどんな修飾語が用いられているか?
 一つ一つが御子のご性質を示している。 地上の幕屋に仕えるレビ的アロン系の祭司は、律法による 神の命によりアロンの直系 生まれながら罪を持つもの 死を免れ得ない者
「罪のない」新改訳2017では「敬虔で」、新共同訳では「聖である」 イエスの愛弟子のペテロも総督ピラトでさえも罪のないことを認めている これらのご性質を持つお方だからダビデの預言したメルキゼデクの位に等しい祭司であるイエスこそが罪人の救いに相応しい
2.贖いの日(ヨム・キプル)(27節)
 律法に規定されているレビ的アロン系の祭司はささげものといけにえを 一年に一度特別な日が 「贖罪の日」「贖いの日」ユダヤ歴の第七の月(ティシュレー)の10日 (今の9~10月) レビ23:26~32 断食をし、罪ときよめのための日 レビ16章に基づいて
大祭司だけが一年に一度だけいけにえの血を携えて至聖所にアザゼルの山羊に罪を負わせて野に放つ    ガラ3:24
3.ただ一度で(27~28節)
 レビ的アロン系の大祭司と違ってキリストは  キリストはご自分の民と一つとなられ、試練と苦難には同情されはするが、罪の支配は受けない  キリストは大祭司として、ご自身の血とからだをいけにとしてささげられた  「罪のきよめを成し遂げ」(1:3)「民の罪のためになだめをなさった」(2:17)
 イザヤ53章の主の受難のしもべとして  「ただ一度で」完ぺきな贖いを成し遂げられた
この方こそがメルキゼデクの位に等しい大祭司

<結論>
1.アザゼルの山羊  2.神の変わらぬ誓い




2024年1月6日土曜日

不穏な幕開け

  新年あけましておめでとうございます! 新年早々、震度7強の能登半島地震に始まり、羽田空港のJALと海保機の事故と不穏な幕開けとなりました。このため欠航も相次ぎ、帰省や旅行等の人たちにも大きな影響が出ています。 それとは別に炎上したにもかかわらず、JAL側には死傷者は出ず、CAの対応に海外から称賛の声も出ているとか、まさに奇蹟的ですね。すばらしい!日ごろの訓練の賜物でしょう。  地震に関しては、南海トラフや首都直下型地震等がよく取り上げられているのに、大きな地震はそれ以外のところで発生しているのは驚きです。 地震の予測はできないのでしょうか?  何よりも地震による首都機能のマヒについて、政府を初めとして国会議員はどう考えているのでしょうか?はなはだ疑問ですね。必ず起こるのなら首都機能の分散を積極的に進めるべきでは、と思いますが・・・      こうした悲劇的ニュースが走り、ウクライナやイスラエルの情報が消えてしまっていますが、相変わらず、ミサイルや爆弾で命の危機は去ってはいません。祈りが必要です。

昨年のクリスマス礼拝以来ヘブル書からは離れていましたが、今日から再びヘブル書に戻ります。 果たして前回までの内容を覚えているでしょうか? 自分自身すべてをヘブル書に戻すことから始まりました。メルキゼデクの位に等しい祭司に関して、詩篇100篇の引用の途中でした。

2024年1月7日主日礼拝(新年礼拝)

聖書:ヘブル人への手紙 7:17~25

宣教:「誓いと契約」


<本日の理解のヒント>

1.希望への道(17~19節)

 著者の引用の詩篇100:4は、旧約聖書中二回しか出てこないメルキゼデクの記述 こちらは預言 御子の型  律法を越える御子の出現は、すべてを変える。 「一方で」「「他方で:と古いモーセの律法による祭司職と新しい祭司職の比較へ 「前の戒め」の役割の不完全さ  神のせいか? そんなはずはない、詩篇73に鍵が

2.誓いと保証(20~22節)

 カギになる言葉は「誓い」 13節以来語られてきた「誓い」が  神は契約の主だが、上岐自身はそれに拘束されない 契約には、祝福とともに罰則も  キリストがその両方をその身に負うことを誓われた 御子の謙遜、恩恵 詩篇110:4こそが御子の祭司職が永遠であることを 

3.変わる事のない大祭司

 アロン系の大祭司は世襲で永続的 死を避けれない 不完全  ヨセフスの記録ではアロンか第二神殿の崩壊まで(AD70年)までに83人 キリストの大祭司は切れることのない一貫したもの  「完全に」  キリストは着座してとりなしを キリストのとりなしについてロマ8:33~34 古くはイサ53:12 ペテロの例ルカ22:32

<結論>

1.キリストの復活

2.万人祭司