2023年6月24日土曜日

紫陽花もきれいに

  6月もいよいよ最終週になりました。 先々週と先週の礼拝時には、講壇の傍の花瓶にはきれいな紫陽花が咲き誇っていました。 神様の作品に感動を覚えますね。 夏至も越えて日の入りが長くなってきて、いよいよこれから暑い夏になっていくのでしょう。 

 政府の少子化のことばとは裏腹に毎日のように、幼子や子どもたちへの虐待等が報道されています。悲しい限りですね。 学校での性教育と言っても、いのちそのものに関しては正しくは教える根拠がないために、残念ながら性器教育や避妊方法しかできていないのが現実でしょう。 いのちはどこから、だれのものか?を理解できない限り神への反抗だとは気づかないでしょうね。 LGBT法案もいわゆるキリスト教国と言われてきた国々も、聖書からは離れて世と歩調を合わせていっています。それが先進国だとでも言わんばかりに・・・その流れは止めることは出来ないのでしょうか? 広島でのG7は日本政府への圧力になったのか? しっかりとした議論もなしに、法案の成立へ。  一方で高齢国家の日本では認知症者の行方不明者の数が、18000人を越えたとか、これからどうなっていくのでしょうかね。 そうならないうちに、行く先をはっきりさせておかなければならないのでは? 福音宣教は緊急課題です。 

 礼拝説教はヘブル書4章に入りました。 学べば学ぶほど聖書とは、深いもので異邦人世界とは程遠いものであることを痛感します。それだけにユダヤ人の世界に近づいていくときに、驚かされますね。 こんなにまで素晴らしいものを託していてくださっていたとは! 恵みとはこういうものなのですね。 次第にユダヤ教の3本柱に向かいます。

2023年6月25日主日礼拝式次第

前奏

招詞  詩125:1~2

讃美   5

主の祈り

祈祷

使徒信条

こどもの時間

感謝祈祷

献金

讃美 239

聖書  ヘブル人への手紙 4:1~7 ヘブ(25)

宣教  「第二の警告 決断の日」

讃美 501

頌栄 544

祝祷

報告

<報 告>

・ダストボックスの献品がありました!感謝です。


<本日の要点>

1.益になる(1~2節)

 2節の「福音」という名詞は原文にはない。 それどころか、ヘブル書全体にもない。本文は「福音を解き明かされ」という動詞の受身形が  良い知らせ 出エジプトの民にとっての「良い知らせ」「福音」とは、出エジ19:3~6 それにもかかわらずヘブ4:2b 益にならない  神のことばには力があるはずなのに ここが鍵!

2.創造の安息(3~5節)

 モーセの時代の民の失敗にも拘らず、まだ残っているとは? 「安息」の内容が変わっている詩篇95篇からの引用 救いと安息 創世記2:1~3 創造の7日目の特異性 「夕」がない! ヨハ 5:17

3.決断の日(6~7節)

 荒野の悲劇から数百年後にも似たような危険と約束が  「きょう」という日 決断の日

<結論>

 ・啓示の漸進性    「きょう」という日


2023年6月17日土曜日

陽が長くなりました

  先週は天気の移り変わりが激しい週でしたね。 梅雨のさなかで、早い台風の影響で線状降水帯が発生し、一月分以上の雨が一日で降るところもありました。 そして週末には真夏のような日差しと気温でした。冷たいものが欲しくなります。 結果、身体に無理が来ている感じがします。

 トルコの大統領選挙でも再選が決まり、ロシヤとの関係やEUとの関係も微妙です。ウクライナは反転攻勢に出ているとか、ダムの破壊によりたくさんの地雷が流れ出てきました。これを見ると、戦争が終結しても戦後処理も大変だなあ、って思わされます。さらには、ベラルーシに戦術核の配備が、という恐ろしい記事も   一方 国内ではLGBT法案?が通過しましたね。これが公認されていくのと、少子化とは相容れないのでは、と思うですが?  ジェンダーの定義も不明確な中での法案(世界の流れに合わせているだけでは?)、根本的な優生保護法に関して何一つ言及されないのが不思議です。 この国だけでなく世界中が、ソドム化バビロン化していくのでしょか? どこに希望を見出せるのか? 本気で考えなければなりません。 人を創造されたお方の思いを読み取らなければ、解決はないでしょうね。 まだまだ混沌としていくでしょう。とこしえに代わることのない永遠の神のことばに耳を傾けることを忘れないようにしなけらば! 

本日は「父の日」です。今となっては感謝を伝える父もいないのが寂しいですね。

 かつては伝道説教が楽しみでしたが、いまやみことばそのものを解き明かすもののにひきつけられるようになってきました。それと同時に、聖書が面白く立体的になってきました。神が活き活きと働いておられるのが、よくわかるようになってきましたね。 礼拝に活かしていければ、と思っています。

 これまでの「ライブ配信」を終了し、宣教をYou tube で配信します。URLが届くと思います。

ヘブル書も4章に入ります。次第に著者がなぜ、御使い礼拝、モーセに続いて、大祭司についての深い議論を取り上げるのか、を次第に明確にしていきます。 いよいよ旧約聖書へ深く入ります。

2023年6月18日主日礼拝式次第

前奏

招詞  イザヤ 40:28~31

讃美  69

主の祈り

祈祷

使徒信条

こどもの時間

感謝祈祷

献金

讃美  507 

聖書  ヘブル人への手紙 4:1  ヘブ(24)

宣教  「神の安息へ」

讃美  294

頌栄  543

祝祷

報告


<本日の理解のヒント>

1.辞書的意味よりも文脈 

 新約聖書の多くは手紙。必ず意図と目的がある。 それを理解する鍵の一つは、繰り返しのことば  4章の初めの13節で繰り返されるのは、「安息」  辞書的意味で本書を理解しようとすれば混乱する   

  聖書でよく使われることば「救い」を例に挙げると、Ⅰテモ2:15  「救い」の意味は?  聖書では「救い」は、新生があり、次に聖化がそして来るべき栄化が  これらすべてが救い  どの意味で語られているかは文脈で判断を

2.3つの安息

 モーセの時代の「安息」・・・カナンの地に入ることだが、 これでヘブル書を読むと混乱  著者は3つの「安息」を念頭に置いている  ①カナンの地  創世記12:1~3、15:3~16  ②創造における安息 創世記2:2a  7日目の安息  ③終末的安息 これを念頭に話を展開 

3.詩篇95との関係

 詩篇95 モーセの時代の失敗をもとに、ダビデの時代の失敗 それにもかかわらず、まだ残っている「安息」について著者は言及していく 


<結論>

1.文脈の重要性  2.旧約聖書の教訓


2023年6月10日土曜日

台風再来

  よく雨が降るな! まるで梅雨もみたいだなって思ったら、よく考えてみると既に梅雨入りしているんですね。それじゃ仕方がないかな・・・。 洗濯物も乾きにくい、いやな時期ですね。   梅雨前線がゆっくり動く中で、今回は台風3号の影響で週末から大雨になりそうです。直撃はなさそうですが、またまた線状降水帯の発生の危険性もと・・・前の時には被害に遭わなかったとして、地面の下には水もいっぱい含んでいるでしょうから、心配ですね。 ノアの時のようなことは起こらないにしても、自然の前には人は無力ですね。祈るのみです。 

 先週もまた幼子の命が奪われる悲しい事件が起こりました。 政府は少子化対策を謳ってはいますが、現実にはこうした悲しい事件が度重なっています…辛いですね。 自分の孫たちのことも日々祈るのは、信仰を継承すること、あらゆる悲しい出来事に遭わないこと、信仰の家庭を作っていき神の国を形成していくことです。 何よりも命が守られてほしいものです。

季節外れのインフルエンザの流行もあり、コロナの感染者数も増えている、はしかの流行も? マスクから解放されるとともに、いくつもの危険性が待ち受けています。 安心できる日はいつのことやら? 

 教会活動も少しづつ再開していきたいとは思ってはいます。 これまでの、ライブ配信を終了し、宣教のところだけを配信するようにしたら?と考えています。 礼拝後の霊的な交わりも少しづつ回復できたら! 

先週は急遽久々の人物説教でしたが、今週から再びヘブル人への手紙の講解説教に戻ります。

今回もヘブル人への手紙そのものよりも、当時のユダヤ人がどのように出エジプトを見ていたかということに注目していきます。 面白いと思いますが・・・ そのほうが本文の理解の助けになるはずですから。


2023年6月11日主日礼拝式次第 

前奏

招詞  詩 66:1~4

讃美  55

主の祈り

使徒信条

こどもの時間

感謝祈祷

献金

讃美 267

聖書  ヘブル人への手紙 3:15~19  ヘブ(23)

宣教  「新しい出エジプト」

讃美 326

頌栄 542

祝祷 

報告


<本日の要点>

1.過越し(15~19節)

  15節の引用は詩篇95篇17b~18から  モーセの時代、詩篇のダビデの時代、そしてヘブル書の時代、と3つの時代に共通している危険 そしてそれは現代にも通じるもの ユダヤ人にとって、過越しは大きな出来事で 種なしパンとも深い結びつきが  彼らにはこの「過越し」を永遠に守るように、命じられている

2.新しい出エジプト

 著者も使徒たちも、イエスを新しい出エジプトのリーダーとしてみなしている。      ルカ9:31テで ルカは「ご最期」にExodusと表現 文脈的には、山上の変貌         パウロはⅠコリ5:7   ペテロはⅠペテ1:18~19 「むなしい生き方」とは?  出エジプトとの関わり

3.モーセとキリストの出エジプト

 Ⅰコリ 10:1~4 バプテスマ=一体化 パウロの強調は「みな」 モーセは岩をたたいて水を出す キリストは天からご自身の身体を打って天から聖霊を下す  キリストこそが新しい出エジプトのリーダーである そのキリストを拒むなら何が? それが著者の警告に

<結論>

1.歴史から学ぶこと

  モーセはエジプトからの解放がキリストは罪と死からの解放の出エジプトの型

2.信仰によって

 エジプトにいたイスラエル人は、過越しを見ていはいないが、経験して約束の地を目指す

 キリスト者はキリストの十字架と復活を見ていはいないが、信仰によって信じている




2023年6月3日土曜日

6月になり

  6月になり衣替ですね。こどもの頃から衣替えをすると寒くなった記憶があります。今年は台風2号が梅雨前線を刺激し、今では耳慣れた線状降水帯を発生し大雨と多くの被害をもたらしました。 空からの写真では、川からの増水で周りの田畑にあふれ、まるで池の中に家が浮かんでいるような恐ろしい光景です。これも見慣れてきて怖いくらいです。 元々は完全に造られた自然界が、人の都合や目先の利益優先で破壊されてきている、蒔いた種を刈り取るという起こるべきことが今の時代に起こっているのでしょうか。 神は完全なものを提供し、人は罪によりそれを破壊する、これが歴史なのでしょうか。 これからますます終末に向けても激しくなってくるのでしょうか?  先週は生まれたばかりの命が無残にも奪われるというおぞましい事件が続きました。 こどもが欲しいのに与えられない家庭もあるのに、片や望まぬ妊娠で与えられた命を簡単に奪うなんて! 悲しくなります。 戦争で命を奪う、自然界の猛威で命が奪われる、こういったことはどうにもならないのでしょうか? 人ではなく、神様にしか期待できないのですね。 

今日は、小学校の運動会が大雨で一日延期となったことや日曜日の出勤で欠席者が多くなっています。礼拝では一人でも多くの方と学びを進めていきたいので、急遽テーマを久々に人物説教をします。今日はエバです!

2023年6月4日主日礼拝式次第

前奏

招詞  詩 128:1~4

讃美  23

主の祈り

祈祷

使徒信条

こどもの時間

感謝祈祷

献金

讃美  385

聖書  創世記 3:20~21

宣教  「最初の女 エバ」

讃美  361

聖餐式 (205)

頌栄  541

報告


<本日の要点>

1.神話か実在か?

  創世記の天地創造は神話なのか、それとも実話なのか?  神話ならキリスト教の土台が崩壊し、救いの約束はなくなる  イエスのことばマル10:6 パウロはロマ5:12 どちらも創世記とアダムとエバの実在を認めている!  この二人がいて今の人類の歴史がある、罪の歴史も

2.人類の母

 創造の6日間には、アダムの名前もエバの名前も出てこない  人、男、女という表現 「人」=アダム これが固有名詞になる 「女」がエバと呼ばれるのは? 神に罪を犯した直後から エバはヘブル語で「ヘヴァー」・・・「いのち」「生きもの」  人類の母 彼女こそが①最初の母 ②最初の妻 ③最初の母 となる人物   彼女はアダムの「助け手」として創造された 男性優位。従属的ではない 神は「男」と「女」の2性のみを創造された。 男は女の助けなしには不完全 そこで男のあばら骨の一本から女を 罪を犯す前の二人はの対等の関係  「男」=「イシャ」 その派生語として「女」=「イシュ」  結婚の真意

3.試練の意味

 理想的なエバが 試練に 神のことばにどれだけ信頼しているか、が問われる。 蛇が人間のことばを? 蛇=サタン(黙示録) 巧妙にエバに近づく  3段階 ①「神のことばに疑いをはさむ」   2:16~17とエバのことばの違いが2つ  ②「神のことばを否定する」  ③嘘 ヨハ8:44 サタンの本質 「神は最善を与える方ではない」  手をのばし、次に夫へも  神のさばきが 「夫を恋い慕う」=「支配する」「統治する」 夫の助け手だったのに、罪を犯して以降は夫に反抗し支配したいと 夫も支配へ 

<結論>

1.アダムとエバの実在こそが現実問題の根本 しかし希望は3:15 キリスト ロマ5:17

2.アダムとキリスト 最初の人と最後のアダム 最初の人は試みに失敗するが、最後のアダムは試みに勝利する ここに望みが!

3.みことばに聞き従うことの幸い  歴史的・文化的、言語的そして文脈から真の神の意図を