2023年12月30日土曜日

年末感謝

  あっという間の一年でした。夏は命にもかかわる猛暑日の連続、冬はというと冬とも思えない寒暖差という異常気象、そんな中で一年が終わろうとしています。 ロシヤ・ウクライナ戦争は、ウクライナの反転攻勢も思ったほどではなかったようで、ウクライナ不利な状況の膠着状態です。EUの支援疲れが、アメリカもウクライナ支援の予算が共和党の反対で議会を通過しない状況です。 さらに、中東ではイスラエル・ガザ戦争が起こり今も続いています。 世界中が混乱状態で新しい年を迎えようとしています。 イスラエルに平和を!いや世界中が平和に!と願います。 クリスマスに「地の上に平和が」と讃美しましたが、人では無理なのでしょうね。

 年末感謝礼拝は、いつものヘブル書の講解説教ではなく、詩篇からの説教です。

2023年12月31日主日礼拝

聖書:詩篇34:1~22

宣教:「完璧な御守り」


<本日のヒント>

新改訳は表題と22節、新共同訳ではヘブル語聖書と同じ23節

34篇はヘブル的技巧で味わい深い アクロスティック(いろは歌)・・・各節の初めがヘブル語のアルファベット順

1.困難な中での賛美(1~2節)

 背景はⅠサムエル21:10~15  アキシュトアビメレク アビメレクは王の称号 サウル王から逃れて、敵の陣地に逃げ込んでいた屈辱的な状況 賛美できるか?  ダビデは羊飼いとして、ゴリアテとの戦い、サウル王のもとでと主を知り、死を信頼することを学んできた。 イザヤの預言からパウロは「彼に信頼する者は失望させられることはない」という。 創世記のヨセフも困難ばかり、しかし信頼は失わない。 困難の中で磨かれ、不純物が除かれ、上を見上げて主を信頼することを学んだ。 だから人々に呼びかけるのが3節。 4~7節はダビデの経験

2.「味わい」(8~10節)

 体験から生まれた言葉が並んでいる 聖書で「知る」・・・知的に知るではなく体験的に知ること  Ⅰペテロ2:3

3.御守りの完璧さ(11~22節)

 ダビデは次のせいだの人へ「主を恐れる」ことを これが主の祝福に与かる鍵 その生き方が3つ ①舌に悪を言わせず、くちびるに欺きを語らせないこと ②悪を離れ、善を行うこと ③平和を求め、それを追い求めること しかしこれには前提が、自分自身が「主」との平和を持っていること そういう人には幸いが・・・18~20節 20節には神の完璧な御守りが  ヨハ19:36 出12:46  過ぎ越しの小羊 「骨を折ってはならない」 十字架のイエスに成就イエスの上に成就した神のご計画と神の完璧な御守りのみ手が信じる者の上にある!

<結論>

1.賛美は感情ではない 意志であり決断

2.34篇を貫いているのは、豊かな神の返り水戸その神への信頼

 「あらゆる時に」「いつも」「すべての」「何一つ」「そのすべてから」「ことごとく」「その一つさえ」「だれも」

に表れている。

  


2023年12月23日土曜日

極寒の中で

  極寒の日が続いて、日本海側や北日本では大雪になっています。急激な変化で日常生活にも大きな影響が出ています。感染症もかなり流行っているとのことです。多くの方がマスクをされている方が多いのにも納得がいきます。私も防寒を兼ねてしていますガ・・・。

 ついにクリスマス礼拝の日がやってきました! 秋の伝道集会の時には、コロナに感染して集会を中止せざるを得ませんでしたので、申し訳ない思いと、なんとしても福音をという思いでこの日を待ち望んできました。 クリスマスには、多くの方の敷居が低くなっていると思いますし、久しぶりにお目に書かれる方々が何人いらっしゃるでしょうか? 楽しみです。ぜひぜひ福音をお届けしたいです。ついに講壇前のろうそくも4本目が点灯します。まことの光なる主をお迎えすることができるのを心から感謝しています。 

2023年12月24日降誕日主日礼拝

聖書:ヨハネ 6:35

宣教:「わたしがいのちのパンです」

<本日の聖書の理解のヒント>

1.虐げられた人々

  背景に「過越しの祭りが近づいていた」とすぐ前の文脈の「五千人の給食」がある。当時の人々はローマに虐げられ貧しい そういう人がイエスのもとにパンを求めて ある神学者のことば「人間の存在を脅かすもので、人間の知恵や努力では、どうしても克服できないものが3つある。 「罪」「死」「虚無」 これらに来るしでいる

2.根本的解決へ

 彼らはイエスに。ミラクルメーカーとしてではなくパンを求めて ヨハネ6:26~27  人はパンのみにて生くるにあらず、神の口から出づる一つ一つのことばによる」       なぜ人は「罪」「死」「虚無」に悩むのか? 日々のパンではなく根本療法をイエスは提示

3.「いのちのパン」

 なくなるパンではなく心の底から満足できるものを 先祖達の経験に基づいて、マナの話を 天からあ(神から)のパンは人を生かした イエスは天(神)からきて人を生かす 過ぎ越しの小羊として罪のない血を流して神のさばきから守られる   

2023年12月16日土曜日

本格的な寒さへ

  寒暖差の激しい12月でしたが、これからはどうやら本格的な冬になりそうです、とはいってもピンときませんが・・・。  12月に夏日になったりすると、体がついていきませんね。 

 待降節も第三週に入り、クリスマスを前に緊張感が増してきます。ホームページにクリスマス礼拝のチラシを掲載してくれました。多くの人の目に留まるといいな! 人の心がクリスマスの向けては、いつもよりは開かれているでしょうから、福音を丁寧に語れますように、と祈ります。  今年は、なぜか「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(ルカ2:14)がずっと響ています。 世界中を見渡すと、あちこちで争い・戦争が起こっていて何と神様の思いとはかけ離れている、と心痛めています。 真実の平和は、人の手は造り出せない、神の助けがなければ無理なんだと、そのために御子がこの世に介入してくださった、これがクリスマスなのに、現実はほど遠い・・・それだけに福音を!

2023年12月17日主日礼拝(待降節第三主日)

聖書:ヘブル人への手紙 7:11~17

宣教:「超律法的大祭司」ヘブル(46)

<本日の理解のヒント>

1.律法に制限されない大祭司(12~14節)

 ユダヤ人の思い: 神を知り神に選ばれし民、アブラハムの子孫、モーセを通して律法を与えられた。その律法にレビ的アロン系の祭司が定めれた、幕屋においても神殿においてもささげものといけにえを祭司のもとへ、それで神に近づくことができる。  律法では祭司職は血筋でけ決まる。そのため、祭司が後退してもいけにえは繰り返される。不完全 完全なものを メルキゼデクがレビ族でないように 律法とは離れた祭司 これこそがキリストの型  イエスはユダ族の出 律法は関係ない

2.とこしえの祭司(15^17節)

 レビ的アロン系の祭司の起源、根拠は律法 死と交代は避けられぬ 一方メルキゼデクの位に等しい祭司は、復活と昇天による

3,詩篇110篇

 メルキゼデクに関する聖書の2つ目の記述 一つ目は創世記の歴史的記述 2つ目はメシヤ預言の詩篇 この背景は不明 新約聖書に最も引用されている詩篇 ①マタ22:43~46  ②ペンテコステの時のペテロの説教 使徒2:35~36

<適用>

メルキゼデクを型とするキリスト


 


2023年12月9日土曜日

ハヌカの祭りの最中

  師走に入り、時は飛ぶように飛んでいきます。イスラエルでは、ハヌカの祭りが今年は12月7日から15日まです。私たちにはなじみのないものですが、イスラエルではとても大切なまつりです。 マカベヤ戦争(マカビー戦争)で再びエルサレムの神殿を取り戻した記念日で、光の祭りです。 苦難のイスラエルにとっては、プルの祭りなど希望を持てるものが歴史的にもあるんですね。私たちにはクリスマスというまことの光を待ち望む素晴らしい時が近づいてきました。講壇の前のろうそくも2つ目が灯ります。 国内を見ても世界も見ても、明るいニュースはなく、暗い悲しいニュースばかりです。 ぜひとも一人でも多くの方に、この機会に福音に触れてほしいものです。 遅くなりましたが、ホームページにクリスマスの案内が掲載されます。

 待降節第二週です。

2023年12月10日主日礼拝式次第

聖書箇所:ヘブル人への手紙 7:11~14

宣教:「不完全から完全へ」ヘブル(45)


<本日の理解のヒント>

1.律法の示しているもの(11節)

 律法とレビ的アロン系の祭司制度の関係 旧約聖書(ユダ人にとっては聖書)の中には、レビ族に関することと祭司の奉仕について詳細な記事が記載されている。 ユダヤ教が目指すものが2つある 

2.レビ的祭司制度の不完全性(11節)

 レビ的祭司制度は不完全であり、完全なものを待ち望む   「他の」・新約には2つのことばがある ①異質別物  ②同質同等 ヨハネ14:6 ヘブル書は②   クムラン洞窟のエッセネ派

3.律法の一新(12節)

 「変わらなければ」・・・18節では「廃止」 11:28では「取り除く」という訳  祭司制度の変更は、律法が無効である 新しい制度が!


<結論>

1.神の真意を知る  ガラ3:23~25

2.キリストの贖いは画期的なもの



2023年12月2日土曜日

待降節に

  今年もあっという間に12月に入り、待降節(アドベント)に入りました。師走と言われる慌ただしい月ですね。 個人的には(言い訳になるとは思いますが)コロナのこともあり、いろいろとペースが狂ってしまい後手後手になってしまい申し訳なく思います。 クリスマスを前に、教会の姉たちが、教会内のデコレーション等の準備をしてくださり、一段と思いを引き締めています。 ひとりでも多くの方に福音を、と願って準備に入っています。良きクリスマスを! 今は、ただルカの福音書のことばが心に浮かびます。「いと高き所に、栄光が、神にあるように。 地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(ルカ2:14) 誰もが願うこの平和が今こそ実現してほいいものです。 御子のご降誕の時も、きっとそれとはかけ離れた状態だったでしょうね。

2023年12月7日(待降節第一主日礼拝)式次第

聖書箇所:ヘブル人への手紙 7:4~10

宣教:「レビ人に勝るメルキゼデク」ヘブ(44)


<礼拝説教のヒント>

1.レビ人(4~7節)

 5節の背景は、旧約聖書から考察 レビ族の特異性 12部族中最小の部族 奉仕 (民1:48~53) 民18:23~24  ヨシュ5:12  十分の一・・・民18:21,24  ヘブル7:6  メルキゼデクのについての整理 アブラハムとメルキゼデクの関係は・

2.メルキゼデクの優越性(8セツ)

 3段論法でメルキゼデクがレビ的祭司職のまさることを立証していく 8節の「死ぬべき人間」・・・レビ系の祭司」と後半の「生きていると下賜されている者」・・・単数形 メルキゼデクの対比  メルキゼデクの情報の整理・・・3節参考 レビ的祭司には系図がある・・・死を逃れられない証拠 一方メルキゼデクには!

3.レビはどこに?(9~10節)

  小前提 アブラハムがメルキゼデクに十分の一をささげたとき、レビはどこに?  

  アブラハム契約は族長に受け継がれ、彼の行為もまた、子孫依影響を与えている

<結論>

 神のことばと啓示