2024年11月30日土曜日

アドヴェントに

  いよいよ今年もアドヴェント(待降節)に入りましたね。世間ではいち早くクリスマスムードになっていましたが、キリストの教会も本格的に讃美歌とともにクリスマスへと向かいます。クリスマスツリーや飾りつけも終え、ガラス窓にみことばも貼り、ローソクも準備できました。一人でも多くの方に気づいていただけるといいのですが・・・。今年は22日がクリスマス礼拝です。楽しみですね。 遅くなりましたが、クリスマス礼拝のテーマは「これによりて愛を知る」です。頑張りまーす!! また、来年は元旦礼拝も予定しています。

 教会学校も軌道に乗ってきて、また奉仕者も増えてきて、担当者によりアナログとディジタルの視聴覚教材と、バラエティーに富んできました。そのためでしょうか、子どもたちにもいろんな変化が出てきています。分級での復習もあり、少しでもそれぞれの心、たましいに響いてくれることを楽しみにしています。

 今年は世界中で選挙イヤーでしたね。世界のリーダーにもかかわる重要な選挙、台湾総統選、露大統領、欧州議会選、自民党総裁選。米大統領選、衆議院選、最近では兵庫知事選、と相次いで行われました。気候変動を含めてこれからの地球環境や政治・戦争に影響のあるものも。 望むと望まぬにかかわらず、すでに決まりました。ただ願うのは、正しい心をもって世界のことを考える人で、また平和のために政治を行ってほしいものです。  先日、驚くべきニュースに触れました。それは、マイクロプラスチックがサンゴの骨格に蓄積している、ということでした。 骨格にまで入り込んだマイクロプラスチックは、100年単位でサンゴの体内に残り続ける可能性もありうる、との指摘がある。サンゴの骨格にまで奥深く入り込むと体の外に排出されにくいため、マイクロプラスチックは、サンゴが死滅した後も1000年単位で残り続ける可能性もある、という指摘も。サンゴは海の生態系を支える存在でだそうで、海水温の上昇とともにマイクロプラスチックの影響も大きな課題となっているそうです。  地球環境を真剣に考えなければなりませんが、自国第一主義がどう影響するでしょうね。 蒔いた種は刈り取る、という原則を忘れてはなりません。 戦争といい、地球も人間も破滅するものを何とかして留めようとする政治家が出てきてほしいものです。

 アドヴェントに入っても、礼拝ではヘブル書の学びを続けます。11章の信仰による義人を学んでいますが、この機会に、なかなか触れることの少ない旧約聖書を義人の信仰をもとに学ぶことにしています。講解説教とは少しずれるかもしれませんが、地図や系図等を用いて、旧約聖書に馴染んでほしいと願っています。旧約聖書のダイジェスト版が面白いものになれば幸いです。

2024年12月1日主日礼拝式次第

聖書:ヘブル人への手紙 11章32節

宣教:「信仰によって(14) ダビデ、サムエル」ヘブ(89)

<本日のヒント>

1.ダビデ

 霊的暗黒時代から王国時代へ ダビデ・・・イスラエル第二代の王 羊飼いの少年から王へ 羊飼いの体験が後のダビデに影響、特に詩篇23篇にも表れているように、深い神理解にも 歴史的には初代のサウルの不従順により、ダビデへ  重要な一大事はゴリアテ事件 以来戦いのたびに勝利で名を挙げていくが、王からねたまれて逃亡生活へ その中でも際立つ信仰的行為  Ⅰサムエル24:1~7  主への信頼と従順

2.サムエル

 幼子のイメージが強いかも、しかし、サムエルはヘブル人の信仰の歴史上特筆すべき人物 最後の士師、最初の預言者  幼くしてエリのもとで エリの息子たちは正しい道を歩まず「神の箱」を奪われる 希望の持てない民は王を求める 王政への移行へ(Ⅰサム8:7)  サウル王の誕生   さらに新しい王へ     詩99:6 新約聖書にも名前が度々登場する信仰の人

3.預言者たち

 「予見者」(Ⅰサム9:9)「先見者」(アモ7:12)とも呼ばれた。  預言=神のことばを預かる  モーセとアロンの実例から(申命18:18〉  申命記34:10  Ⅰサム3:1 本格的な預言者は、サムエルから  Ⅱペテ1:20~21  サムエルの預言学校の設立(Ⅰサム19:18~20〉そこで学んでいるのは、律法とその解釈

<結論>

  歴史を導く神




2024年11月23日土曜日

地にも平和を

  季節が急に進んでいきなり冬になりました。例年通りなのかもしれませんが、寒暖差が大きく、急に寒さが募ってきました。体調を壊している方もいらっしゃるかもしれないでしょうね。富士山も北国も雪が降リ始めたようです。 日課の朝の水まきも、土の湿り具合との関係でしなければなりません。寒さに強いものあれば、そうでないものも、それぞれふさわしい状況を作ってあげなければなりません。 人も同じで肉体の健康と霊的健康もどちらも必要ですね。それぞれに相応しい栄養が必要です。

 巷では、クリスマスソングが流れています。明るく楽しい音楽で何となく元気になれそう。 頭の中で讃美歌の「地に平和を」という言葉が何度も浮かんできます。神様の思いであり、人類の思いでもあるのに、悲しいかな、現実は正反対の方向へどんどん進んでいます。知恵も科学も進んでも、人類には造り出せないことなのでしょうか? 主の祈りでも「みこころが天で行われるように地でも行われますように」と祈ります。神様によらなければ、真の平和はないのでしょうね。だから「地にも平和を」と讃美するのでしょうね。   次主日からいよいよ待降節です。楽しみです。真の平和を知る者として、御子のご降誕を祝える幸いをかみしめたいですね。  世界の状況は、第三次世界大戦になりかねない状況が進んでいます。20世紀の悲しい二度の世界大戦を経験しているにもかかわらず、行き過ぎた自国第一主義を標榜する国が増えていく、平和や平等はどうなるのでしょうか?   

 礼拝でのヘブル書の信仰による義人・偉人を学んでいます。ユダヤ人同士なら名前だけで分かり合えるのに、旧約聖書に通じていない我々は学び直すいい機会だと思っています。そういう意味では、講解説教から少しそれるのすが、それでもこの機会を通して旧約聖書になじんでほしい、と願っています。

2024年11月24日主日礼拝式次第 

聖書:ヘブル人への手紙11章32節

宣教:「信仰によって(13) バラク、サムソン、エフタ」ヘブル(88)


<本日の手助け>

1.バラク(32節)

  聖書には2人のバラクが  ①民8章のモアブの王 これではない ②士師記4:6~に登場する 民の悪に対して神のさばきでカナン人の王ヤビンに ヤビンは鉄の戦車900両をもち20年間イスラエルを圧迫 イスラエルは女預言者デボラがさばていた バラクは主の召しを受けても女預言者に依存?するような優柔不断 でも主の命に従う 突然の大雨で平地はぬかるみ戦車は混乱し大敗 ケニ人へベルの妻によりシセラは死ぬ。

2.サムソン(32節)

 堕落した民をさばくために神は、ペリシテ人をお用いになる 士師記13~16章  サムソンはナジル人 ナジル人は①ブドウの実やぶどう酒、強い酒を避ける ②穢れたものを避ける ③髪の毛を切らない  サムソンは悉く破るような者 デリラの誘惑に負けて力の秘密を明かしてしまう。 ペリシテ人の手に   最後に主への信頼で勝利を 

3.エフタ(32節)

  歴史的順は、サムソンの前 士師記11~12章  ギルアデ人遊女の子 正妻の子らから追放 ごろつきが集まる アモン人からの戦いで長老たちからの加勢の要請  主の霊によって勝利を 悲しい結末が 

<結論>

1.神のお用いになる人とは

2.エフタの娘の全焼のいけにえについて

2024年11月16日土曜日

トリプルレッド 

  アメリカではトランプ氏が次期大統領に決まり、上院下院ともに共和党が占めて、トリプルレッドになりました。これで安定した政権運営はできるのでしょうが、政権内の陣容にも驚きが続いていて、今後ますます格差が広がるのではないか、心配しています。 人権と移民の問題等も。世界情勢にも影響が 信仰的には福音派の主張が守られた、ということなのでしょうが、福音派の宗教右派が力を持っいることが露わになっただけで、個人的にはこれからが心配です。

 日本との関係でも今後どうなるのかは、不明です。 石破政権も過半数割れで、よく言えば、国民の意見が反映されやすい状況にはなったものの、来年の参議院選挙のことを見据えて国民のことよりも、自分の党のことを優先してはいないか、よく吟味する必要がありそうです。 

 11月の半ばを過ぎても、まだまだ温かい日が続いていますが、朝晩の冷え込み、日の出日の入りの時間が遅くなり、秋らしくなってきました。 赤道近くの海水温が高いようで、まだまだ台風が発生しています。これだけ海水温が冷えないのはなぜでしょうか? 相当なエ年ルギーが海になだれ込んだのでしょね。 とはいえ明日からは急速に例年並みになり冬になっていくのだとか、体調を崩しやすい時期です。感染症も流行しているようですし、秋の花粉でくしゃみが出て、マスクが必要です。   あっという間に、アドベントが目の前です。 この素晴らしい時を、一人でも多くの方々に提供できますように!

礼拝では、ヘブル書の連続講解を続けています。11章に入り信仰の義人を学んでいます。名前をあげるだけですが、旧約聖書で育ってきていない我々にとっては,なかなか理解が及ばない。そこで講解の土台となる旧約聖書の箇所を丁寧に解説していくつもりです。これでもっと聖書になじんでくださればいいな。と願っています。族長時代から士師記の時代へ入ります。

2024年主日礼拝式次第

聖書:ヘブル人への手紙11章32節

宣教:「信仰によって(12) ギデオン」

<本日の理解のヒント>

1.士師記(32節)

 修辞疑問文から始まる。 答えは言うまでもない明らか。 最初の人物はギデオン 彼については、士師記6章~8章に その前に士師記についてヨシュアの死からサムエルの出現まで(BC1220~1050年くらい) 約束の地に入って12部族に領土分割はされたが、一つの共通の信仰が しかし、強力なリーダー不在  ヨシュア以降の第二世代の民 不信仰に対して神のさばきが 民が助けを求める 神が問題解決のために士師を送られ解決 また民が不信仰へ と繰り返し 士師21:25

2.ギデオンの時代背景

 深紅の人ではあるが、完璧な人ではない。 ギデオンって? ギデオン協会は彼に由来 ギデオンとミデヤン人の関係 ミデヤン人はイスラエルとは血縁関係 アブラハムはイサクのためにそばめたちを東方の国へ 歴史的には、ヨセフ、モーセとも 良好な関係だが、ヨシュアの頃から関係悪化 モアブ人とミデヤン人とが、バラクにイスラエルをのろうように、依頼 シティムではモアブ人とミデヤン人の娘による堕落へ(民22:1~6) モーセがエモリ人とミデヤン人を打つ  士師の時代でも、ミデヤン人はイスラエルを苦しめる 

3.ギデオン(32節)

 地図参照 ハロデでの泉  士師記6章に 11節~15節   7:1ハロデの泉のでの事件 ギデオンは臆病者  神の介入 7:1~7 

<結論>

 神の選びと召し


2024年11月9日土曜日

立冬を過ぎて

  立冬を過ぎて季節が急に進んで晩秋に、四季が日本の良さだったのに二季になったようです。これじゃ古来の俳句などのわび・さびの世界は残念ながら生まれないかもしれませんね。 木枯らし一号が吹き、朝晩の冷え込みも本格的になり、紅葉も進んできました。銀杏も期待できそうで楽しみです。神様の秋の恵みが増えそう!

 アメリカの大統領選挙も、共和党のトランプ氏の圧勝でした。個人的には信仰的には共和党で、福音派にとっては喜ばしいのでしょうが、人格的にも、世界情勢的にも不安を感じています。  自国第一主義を標榜しているので、地球環境・気象問題や温暖化やEUとの関係、ロシヤや北朝鮮との関係、イスラエルと中東関係等もどうなっていくのでしょうか。波乱含みです。  アメリカは、大統領、上院、下院とすべてが共和党となり、いろんなことが加速しそうで心配です。いい方向に行くといいのですが・・・。どうか信仰的にも人間的にも健全な政治家が出てきますように、と願います。 キリスト教会にも大きな波及してきているLGBTQ+問題も加速するかもしれません。遅かれ早かれ、日本の教会にも(もうすでに影響が出ている)波及してくるでしょう。聖書信仰とは何か?が問われる課題です! 

 礼拝ではヘブル書を続けて学んでいます。11章の信仰による義人の連続ですが、旧約聖書を学ぶいい機会にしたいと思っています。旧約の講解ではないにしても、ダイジェストで信仰から人物と背景を学べるので、ついつい力が入ります。ヘブル書のお陰で旧約聖書に深く入れ皆が聖書を面白いと気づいてくださると幸いです。旧約聖書に関心と理解が深まりますように!  ひとりでも多くの方に、触れてほしいものです。主の臨在の下での礼拝に期待しています。


2024年11月10日主日礼拝式次第 

聖書:ヘブル人への手紙 11:29~31

宣教:「信仰によって(11) エリ子の城壁」ヘブ(86)

<本日のヒント>

1.エリ子の城壁(30節)

 神の民にとって約束の地カナンへの最初の難関 巨大で難攻不落の城壁が立ちはだかっている。 高さ4~8m,厚さ2~5mで二重 カナンの力の象徴  これを越えなければ約束の地には入れない 詳細はヨシュア貴6章 この難関を前に神の不思議な命令が その意味は、過越し同様民には理解できない ここにヨシュアと民の信仰が問われる。   信仰の本質は11:1

2.遊女ラハブの信仰

 この話は、時間的にはエリコの城壁の前の出来事。 ヨシュアが派遣した2人の斥候を遊女ラハブがかくまう。 ヨシュア2:8~13 エリコと住民には、神による出エジプトとヨルダン川東部の王たちを聖絶したことが伝わっていて恐れが。  その中でラハブだけが、噂の中から神への信仰が芽生えた。それゆえ、2人の斥候を助けた。 その結果、彼女の信仰が彼女をそしてその家族を救うことになる。 信仰のすばらしさ!! それにとどまらず、歴史的にもナを残すことに❕…結論で

<結論>

①信仰とは  ②リーダーの影響 ③遊女ラハブの信仰

  

















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































2024年11月2日土曜日

台風の影響で大雨

  今年最後の3連休だとか、 台風は温帯低気圧に変わりましたが、偏西風の影響で季節外れの大雨になりました。とても午後は出かけることもできませんでした。ようやく夜には雨も上がり、いい天気へと。空気もすっかりきれいになりました。秋ですね。

 今週はアメリカは大統領選挙です、両候補も拮抗しているとか、  アメリカの福音派が容認できない3つの事 ①人工中絶 ②同性婚 ③公立学校祈祷の禁止 からすれば、民主党ではなく、共和党を支持することになるのでしょうが、候補者の人格は問わないのでしょうか? 嘘も平気で大声でいう、それで相手を非難する、こんな人が国のトップに立つのでしょうか? どちらにしても、期待はできない、と思うのは私だけでしょうか? キリストの教会として、真価が問われている気がしますが・・・。誰が選ばれるにしても、世界の状況に大きな影響があるでしょうね。ウクライナ戦争や中東のイスラエルをめぐる問題も・・・気候変動等も。 いずれにしてもこれからは、ますます黙示録の世界に近づくでしょう。

  国内では、衆議院選挙で与党が半数を割り込みました。国民の自民党への怒りが現れたのでしょうか。 かつて学校で、「民主主義は少数意見の尊重だ」と学びました。でもこれまでは意味のない事でしたが、今回はこれが多少は生きることになるかもしれません。期待したいものです。 しかし、LGBTQ+問題については、国連や世界の風潮に影響されそうで心配です。これはキリスト教会にも迫る大きな問題です。これからがどれだけ、神と聖書に忠実であるか?が問われそうです。 どこまで聖書を誤りなき神のことば、として信じているのか? キリスト教会に分裂をもたらしそうです。

 聖書を信じているとは言いながら、真剣に聖書に聴くことをしてなければ、文脈や背景等を抜きに聖書を読んでると、結局、自分の感性で読んでいるだけになってしまうでしょう。

 2024年も11月になり、今年あと残すところ2か月です。クリスマスもすぐです。あっという間です。礼拝では、みことばの深みをお届けするように心がけいます。   ヘブル書の11章の信仰の義人を学んでいます。 族長時代を終えて、出エジプト時代へ  これからは我々が旧約聖書をどれだけ理解しているか?が問われますね。 この機会に講解説教とともに、本文からは離れるけど、旧約聖書になじんでほしいと願って準備しています。

2024年11月3日主日礼拝式次第 

聖書:ヘブル人への手紙 11:27~29

宣教:「信仰によって(10) モーセの信仰」ヘブ(85)


<本日の理解のヒント>

1.モーセの信仰(27節)

 この記事はいつのことか? 2つの可能性 ①同胞を助けようとして殺人者になってしまい、ミデヤンの地への逃亡したとき ②出エジプト 文脈からは28節に過ぎ越し しかし、ヘブル人の記述方法からは  27節 「立ち去る」・・・身も心も ルカ5:28では、取税人レビの態度の例 ・・・エジプトtの決別は?  ②がベター

2.過越し(28節)

 神の時と人の時の違い 神の民が約束の地に戻る条件(創15:16) モーセ 40年のミデヤンの地での神の訓練 80歳で神からの召しが 出3:10、33:11a, 民12:8 パロの前に出る恐れと民の信頼は?  過ぎ越し 出12:23 ヘブル11:28は過去形ではなく完了形・・・記念のあかし

3.紅海渡河(29節)

 29節は主語がモーセから複数形へ   神への信頼なしに出エジプトはない  目の前は紅海、後方はエジプト軍 危機的状況 信仰が問われる 出14:13~14、22,29  3:'7~10


<結論>

1.過越しの小羊の血  2.イスラエルの民の従順と不従順