2024年2月24日土曜日

二月も終わりに

  二月も最終週に入りましたが、温暖化のせいもあり、寒暖差が厳しい日々です。東京では、まるで夏のような気温の日から翌日には真冬に戻ったとか、北日本では大雪で混乱が起こる反面スキー場には雪がないという悲劇も・・・日本は四季があって美しいと、言われてきましたが、今やそれが崩れつつあるようです。これからは梅や桜の季節ですが、いつまでも続いてほしいものです。

 コロナ以降教会活動も内省的になり、どこか、何か元気を失っているようですが、本来の宣教に力が欲しいものです。 みことばを忠実に語ることは、もちろんキリスト者は霊的に成長し、もっと救われる人が起こること、また、信仰を回復していく人が起こされることが教会の大切な役割です。

 とはいえひとたび世界に目を向けると、ロシヤのウクライナ侵攻から早二年、いまだに決着がつきそうにはない。長引く中で支援疲れも各国に支援疲れが起こってきているようで、またリーダーが変わると支援打ち切りも? 何とも先が見えない。国連の常任理事国がやりたい放題では、どうしようもないのか? 苦悩の日々です。 今この時にも命が失われている、のが怖いですね。 若者の将来が絶たれ、戦場に、そして命を奪われる、こんな愚かなことを人間は何度繰り返せば気づくのでしょうか? 一世紀に二度も大戦を経験しているのに・・。その他にも今やどこもがバビロン化していっているようです。(黙示録の世界に近い) 愛が失われて行っている。 教会は?  神前には問われますね。

 礼拝でのヘブル書は、本当に難しいだけに苦労は大きいですが、学べば学ぶだけ旧約聖書の背景を知ると同時に、神の業がよくわかります。著者の立場に立てば得るものが多いです。

2024年2月25日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 8:7~13

宣教:「新しい契約」ヘブ(54)


<本日のヒント>

1.罪がぬぐい去られる(12節)

 神のご性質が明かにされている。 罪の赦し・・・ 人類の誕生エデンの園でも 出34:6~7 ミカ7:18~19  イザ43:25   こうした中でも(シナイ契約が履行中に)真の福音が!

2.契約の概念

 古い契約は、神とイスラエルの民との間 救い主の約束  異邦人にはどう関係するのか?   使徒15:28~29 エルサレム会議  新約聖書はイエスこそが救い主 当時の外交の宗主国の理解がヒントに

3.新しい契約へ(13節)

 新しい契約で古いものは消え去る  マル13:1~2 AD70年の神殿崩壊とともにサドカイ派は失職 形骸化した機能不全の神殿の中心のユダヤ教が終焉  キリストの受難十字架。復活により新しい契約へ

<結論>

新しい契約について

2024年2月17日土曜日

春一番が

  春一番で各地が大荒れになりました。 キャンディーズの曲では、春一番は何となく明るいイメージですが、実際の春一番は人の命にもかかわる恐ろしいものです。その翌日以降はまた、寒気が戻って寒暖差が大きい日々です。本当に身体がついていきません。きっと多くの方がそう感じているでしょうね。これが2月のだそうですが…  

 国内の政治も国会も裏金問題で混乱、政治家への信頼が失墜しましたね。何度も同じようなことを繰り返しているばかりで、全くのところ成長も改善もされない。罪のなせる業でしょう。世界に目を向けても、分断だらけですね。嘆きばかりです。サタンの思うままに人の罪がこの世を混乱に導いているようです。 詩篇73篇の嘆きと同感です。しかし、神を欺けるはずはなく、詩篇の記者と同じく「神の聖所」にこそ鍵があることを信じます。

 これからどんな年になっていくのでしょうね。恐ろしくもあり、また特別なことも起こることも期待しています。

季節が進むと花粉が怖いですね。マスクが手放せなくなります。

 礼拝説教もヘブル書8章です。ヘブル書の難しさはユダヤ人からユダ人への手紙であることにあります。異邦人である我々には、ユダヤ教や旧約聖書の理解が、とても及びもつかないことです。でもじっくりと取り組むことでそれらに光が与えられて、きっと面白さが増してくると思います。ぜひ、頑張ってほしいです。

2024年2月18日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 8:7~13

宣教:「新しい契約の特徴」ヘブル(53)


<理解のヒント>

1.人々の心の中に(7~10節)

 ここには新しい契約に関して3つのことが語られている。 ①神の律法が人々の心の中に書きつけられる 古い律法、モーセの律法は、シナイ山で二枚の石の板に神の指によって記された。 ユダ教ではもう一つ「口伝律法」も与えられた、と言われている。(タルムード)

新しい契約は、人々の心の中に記される   ユダ人には、申命記6:6~9 テフィリン 実行していたが エレミヤの預言をエゼキエルがもっと明確にエゼキ11:19~20  人の心が変えられることが鍵

2.すべての者が神を知るようになる(11節)

 「知る」…これが聖書を理解する鍵 「知る」は2つ ①「知的理解」 ②経験的理解  イスラエルの歴史から、ユダヤ人は? Ⅰサム2:10 士師2:10 ホセ4:1,6.6:6  「主を知る」=誠実

3.新しい契約の普遍性(11節)

  11節の預言は、エレミヤの時代には到底考えられない パリサイ人は律法重視 守れない者を「地の民」とし、排除  神にはそれはない  それが成就したのがペンテコステ

<結論>

1.分断 2、神を知る

2024年2月10日土曜日

旧正月

   暦の上では、旧正月です。寒さも厳しい日々が続いていますが,来週には4月の暖かさにもなるとか、でも今度は花粉症が気になります。 能登のほうでも、厳しい状況は続いていますね。道路やインフラが回復するまでにはまだまだ時間がかかるのでしょうね。そうした中でも、やはり主の教会も打撃を受けていることは、想像していましたが、先日PBAからの情報で「石川県には、20を越える協力協会・団体があり、地震発生からわずか数日の1月5日に、「能登地震キリスト災害支援会(=能登ヘルプ)」が発足した」そうです 。被災者の方々はみな大変ですが、主にある教会も試みの中にあり、祈りと支援を必要としています。

 国内外は不安定な状況続いていて、いつどこで何が起こっても不思議はありません。  アメリカのバイデン大統領には、もともと認知症の疑いもあると言われていましたが、今回は記憶に衰えが見られるとか、また、海外の要人の名前を間違える?なんてこともあり、こういう人が核のボタンを持っているとは、今後心配ですね。 かたやトランプ氏は「もしトラ」どころではなくなりそうな勢いです。 これからの世界情勢は、中東を含め混乱を極めるでしょうね。 こうした中でも神様のご計画は間違いなく進んでいくのですから、黙示録を忘れないようにしたいものです。 聖書からこの世の動きを見るか、現実から聖書を見るか、で全く違ってきます。 神のみことばと信仰とが問われる所ですね。 

 コロナ以降景気が回復している株価も上がっているとは言え、あちこちで閉店しているところを見かけます。円安や諸物価高騰に人手不足が重なり、個人商店はなかなか厳しいようです。 お寿司屋さんやラーメン屋さんもたくさん店じまいに追い込まれているとか、厳しいですね。 

 礼拝でのヘブル書の学びは、個人的には大変大きな恵みを受けています。旧約聖書の読み方にチャレンジを受け、本当に面白くなってきました。 これこそが聖書なのだと!   ヘブル書もいよいよ、アロン系の大祭司とキリストの大祭司との比較に入ってきました。新約からだけではとても理解できないものだけに、深く興味深いものです。慎重に丁寧に学びを進めていきます。

2024年2月11日(信仰の自由を守る日)主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 8:7~13

宣教:「契約の新旧交代」


<本日の理解のヒント>

1.シナイ契約の限界(7~8節)

  著者は「シナイ契約」は不十分であった、という その契約は不完全なものか?そんなことはない、神がモーセに示されたものは「天にあるものの写しと影」 5節 著者が言う「欠け」とは何か? 9節のエレミヤのことばに鍵が   神の前に人は近づけず、間に祭司をたて、人はささげものといけにえをもって贖いを必要としている 際限ないくり返し  地上の幕屋・神殿と祭司と天における幕屋と祭司の比較 

2.新旧交代(8節)

 「それ」とは何? 訳文の比較をするとわかることは、この訳語は、不適切 どの訳語でも「人々」等言う複数形 問題は人の側に 律法は良いものでも、人に問題があれば    8節後半で神が「新しい契約」を  シナイ契約が古い契約と  13節

3.新し契約(9節)

 「イスラエルの家」と「ユダの家」 王国分裂 新しい契約は12部族全体に対して  エレ7:23~25  神が求めるもの・・・神の道を歩むことエレミヤの活動期 

<結論>

契約とイスラエル


2024年2月3日土曜日

如月に

  あっという間に如月です。奈良でもインフルエンザの感染が大流行とか、コロナもRSウイルスと今年はいつもよりも危険に満ちていますね。 先週はライブ配信に失敗してご迷惑をおかけしました。 後日配信したものの、今度は音声がはいっていない、という失敗の連続でした。 改めて今週にもう一度配信したいと思っています。お許しください。お待ちください。

 今年は世界中でいろんな選挙があり、国際政治に大きな影響を与える可能性が大きく、いったいどうなるのか?心配です。  アメリカでは「もしトラ」いまや「ほぼトラ」とも言われていますし、もしトラならどんな大変なことになるのか、ということが報告されているそうです。それにもかかわらず、アメリカの国民の半数以上はトランプ氏を支持しているようです。支持母体というかアメリカの福音派の宗教右翼の影響が多いようです。 先日二回目を読み終えた「読むだけで分かるキリスト教の歴史」(青木保典著)にこのあたりのことが分かりやすく書かれていて、納得が行きました。ぜひ一度はお読みいただきたい本です。 事情は分かってもどうしようないのが残念です。それどころか国内の政治でさえ、惨憺たるものです。 (安倍元総理は外交は実によくされていたようですが、旧統一教会との関係等暗部も多かった 今となっては検証のしようもないのですが)今の日本の政治家で彼以上の外交手腕の持ち主がいるでしょうか? 祈るしかない!ただ平和が,穏やかな日々が、と願うばかりです。  コロナ以降教会活動も内向きになってしまいました。 教会の本質に立ち戻り、宣教の業に、と願っています。

 礼拝でのヘブル書の学びは、難解ですが、反面実に面白く旧約聖書の理解が深まります。感謝です。一人でも多くの方にお届けできればと願っています。これが聖書の読み方だと分かれば興味も沸くでしょう。今日はうまく配信ができるようにと願っています。

2024年2月4日主日礼拝

聖書:ヘブル人への手紙 8:7~13

宣教:「古い契約から新しい契約へ」ヘブ(51)

<本日の理解の助け>

1.古い契約(7節)

 古い契約の不完全性ゆえに新しい契約が必要となる  「契約」の概念の整理が必要 契約において、神と人とでは対等ではない 神が主導権を取って人に 受け入れるか、拒むかのいづれかしかない 遺言状に似ている  「古い契約」はユダヤ人ならだれもの知っているシナイ契約  出24:1~8  神とイスラエルとの関係は特別のものに 律法に従うことが条件  この古い契約が履行されている中で神は新しい契約を預言者を通して

2、王国の歴史(8~12節)

 ここはエレミヤ31:31~34からの引用 「新しい計約」は著者が創作したのではなく、数百年前に神からのものだ  この預言の背景について  エレミヤは紀元前627から40年缶ユダ王国で活動 この時の王がヨシヤ  王国の暦について ダビデからソロモンへ レレハベアムの時に南北に分裂 20人の王を 紀元前587に新バビロニヤ王国のよって崩壊 王はみなダビデのようではない

3.ヨシヤ王と預言者エレミヤ

 マナセは偶像礼拝に積極的 最悪の王 アモンも継承 その子ヨシヤが8歳で王に その18年目に神殿で「律法の書」が発見され、宗教改革へ  過ぎ越しの祭りの復活  ヨシヤ王の13年目預言者としてエレミヤが預言者として  彼は北の崩壊 これから南王国の及ぶバビロニヤの勢力 神のさばきと回復を 涙の預言者として語る  ヘブル8:13がこれについて

<結論>

神の約束と誠実さ