2022年9月24日土曜日

台風一過で

  2週連続の3連休と言われていますが、どちらも台風の影響が大きく出て、旅行を考えていた方々や観光地の方々には残念な結果になりましたね。世界的にも大雨での水害の国や干ばつや大火事とこの星自体が悲鳴を上げているように思います。 台風一過とはよく言ったもので、また、秋の涼しい空気になりました。日の入りも早くなりつつあり、虫の音もよく聞けるようになりました。まだすんなりと秋にはならないようですがーーー。 これからはコロナとインフルエンザの同時流行の懸念もされています。安心できる日はいつの事やら? 

礼拝では、黙示録を終え次の学びの前にいくつか旧約聖書を概観したいと思います。まずは、エステル記です。 かつては緒論(誰が書いたとか、いつ書いたのか、どこで書いたのか等)などにはあまり関心はなかったのですが、それがとんでもない大間違いだと、痛感しています。歴史を含めてしっかりと押さえた上で本文に入っていかなければ理解が外れる危険性がある。エステル記もそうで、これまでこの書を物語としてしか読んでなかった人も私を含めて多かったのではないでしょうか? 今回の学びを通して、聖書のすごさ・面白さがお分かりいただけて興味が広がるといいのですが!! 

パソコンとプリンターのトラブルで危うく週報も作成できない状況にもなりましたが、何とか今回はまぬかれましたが  感謝です。

2022年9月25日礼拝式次第

前奏

招詞  詩 112:1~4

讃美    18

主の祈り

祈祷 

使徒信条

こどもの時間

感謝祈祷

献金

讃美    76

聖書  エステル記 9:29~32

宣教    「プリムの祭り」

讃美   294

頌栄   544

祝祷

報告


<報告>

・次主日は聖餐式を執り行います。

・今回はエステル記で、次回は知恵文学のヨブ記を取り上げます。

<消 息>

・熊本の馬場姉から尊い支援献金とお便りが届きました。台風の影響もかなりあったようです。姉のためにも引き続き祈りましょう!


<本日の要点>

1.エステル記の特異性

  ①署の名前にが女性の名前が ②神の名、主の名が一度も出てこない ③祈りもモーセの律法も出てこない ④新約聖書に一度も引用されていない ⑤著者が不明 現在にまで続くプリムの祭りの起源 ユダヤ人ヒーローが、モルデカイ‼ 

歴史的背景:

 BC539 クロスの勅令   BC515 第二神殿の奉献  BC479 エステル 王妃に

 BC473 プリムの祭り   BC458 エズラ帰還  BC445 ネヘミヤ帰還 城壁再建へ

 エズラ1章~6章・・・エステル記・・・エズラ7章以降、という順

エステル記の舞台は、エルサレムではなくペルシャ!

2.物語の展開

 主な登場人物は、クセルクセス王(酒飲み)、モルデカイ、エステル、ハマン(悪者)

エステル記の舞台設定 187日にも及ぶ2度の王の祝宴  エステルには出自を秘すように

モルデカイは王の門の前で、王暗殺の情報を知る エステルを通して王へ 未遂に終わり年代記に記される  ハマンに跪かないモルデカイに憎しみを増す ユダヤ人絶滅を計画・・(ヘブル語でプル、複数形でプリム))をひく・・・アダルの月に 王からの勅令を   エステルは命がけで王の前に 2回にわたる酒宴  ハマンの悪だくみを王に  新しい勅令がモルデカイから  皮肉の逆転!!


<結論>

1.エステル記の構成

 王の栄誉・酒宴・法令             モルデカイの栄誉・宴会・法令

    モルデカイとエステルは王の命を救い、終わりにはユダヤ人の命を救う

     ハマンの昇進・法令・宴会      モルデカイの昇進・法令。宴会

                 ハマンの屈辱

2.エステル記になぜ神の名が出てこないのか?

  捕囚から70年もたち、バビロンの地、ペルシャの地で生活しているディアスポラ(離散の民)  神を信じてはいるが、神殿やモーセの律法からも離れた生活  飲酒、殺人等が

 異邦人との結婚も 聖くない食べ物を食す・・・信仰的には退行的  モルデカイもエステルもその一人   エステル記はこの二人を称賛しているわけではない、最悪の中でも懸命に神に精一杯の信仰と希望を持ち続けている人を描いている!

ディアスポラたちにとっては、イスラエルはトーラーを守っていないために捕囚となり神に見捨てらている神は自分たちを見捨てられた、神は忘れている、と思い始めていた。 それを否定している。 混乱に満ちた世、人々の道徳や信仰が堕落していく中でも神は御業をなされ、神により頼むものをお用いになる! 

3.神の摂理

 神のみ手を見れる

 ワシュティの廃位とエステルの成長

 エステルが王妃に  これがなければハマンに対抗するすべはない

 モルデカイが王の暗殺計画を知る エステル経由で王へ 報償なく年代記に

 ハマンがくじを引く アダル月まで長い月日

 王は一か月の間エステルを召していないが、金の笏を伸ばす

 二度にわたるエステルの酒宴を承諾

 王が眠れず、年代記でモルデカイのことを思い出す。そこにハマンが

等々:、実に絶妙なタイミングで進む。神のみ手が


何と面白い書でありませんか。 是非、これも元にご一読を!願ってやみません。

2022年9月17日土曜日

コオロギの声

  秋の3連休という楽しいはずの時が、残念ながら猛烈で大きい台風が接近してきています。接近だけでなく、このままでは列島に直撃しそうです。 大きな被害や人命の影響が及ばないといいのですが。 まだ日中は30度を越えるのに朝晩は少しづつ冷えてきて、きょうは近所からたくさんのコオロギの声が聞こえてきました! 確実に秋が近づいてきています。 涼しいと気が早く来てほしいですね。 マスメディアは怖いな、というのはあれほど旧統一教会と政治家との関係を報道していたのに、このところ激減しています。 問題点が明確にされないままスキャンダルになり、目新しいことがなくなると報道しなくなる、これはかつての霊感商法の時と似ていて、この先が心配です。 秋の教会活動をどのようにしていくべきか❓祈っています。諸外国では、マスクなく制限のない行動が許されえているところも増えているのですが、日本ではどこまでが? 早く諸集会や伝道会ができるようになるといいのですが・・・

礼拝ではいよいよ黙示録が最終回になり全100回にもなりました。 創世記、使徒の働きに続く長いものでした。少しでもキリストの再臨の備えになればいいのですが!

礼拝では黙示録の後、エステル記から知恵文学あたりを概観していく予定です。 本文に入っていろいろ説明するよりも、このほうが全体と背景が理解できていて、もっと理解ができたのでは?と反省しています。今後は気をつけていきます。

2022年9月18日主日礼拝式次第 

前奏

招詞  詩 106:1~3

讃美    546

主の祈り

使徒信条

こどもの時間

感謝祈祷

献金

讃美   188

聖書  ヨハネの黙示録 22:18~21 黙(100)

宣教   「しかり、わたしはすぐに来る」

讃美   284

頌栄   543

祝祷

報告


<本日の梗概>

1.付け足すことも取り除くことも(18~19節)

 完全なものに付け足すことは、自らの不信仰をあらわに 自分のほうが神に勝っている?

 これらは黙示録の2~3章の7つの教会へのさばきを招くことになる。

 完全なものから取り除くことは、不完全にする  黙示文学は難しいからと言って、自己流の解釈や理解できるように変更は許されない。

2.キリストの約束(20節)

 黙示録はキリストの約束で締めくくられる。 17節のことばが誰からのものかが判明する。・・・キリスト  「しかり」・・・キリストのことばの確かさ 「来る」・・・日本語訳では、未来形に見えるが、ギリシャ語では現在形・・・継続をあらわす。マタ7:7参考 Ⅰコリ16:22「マラナ・タ」と同じ

3.栄光(21節)

 「恵み」とは何か?  新約聖書ではパウロ書簡において多用されている。

カリス Ⅰペテ5:10 ヨハ1:14 ヘブ10:39 密生津につながり三位一体の神に!


<結 論>

1.黙示録の預言のみならず聖書全体が完全なものであり、人の手によって付け足すことも取り除くことも許されない。

2.聖書こそ「恵み」の書である。

3.信仰は個人的なものではあるが同時に教会も重要視されている。



2022年9月10日土曜日

中秋の名月

 昨夜は中秋の名月でした。月ではうさぎさんが餅つきをしているなんて、子どもの時には思っていましたが、やはりきれいなお月さんですね。とはいえ月見を楽しめるには、まだまだ暑いですね。

英国のエリザベス女王がお亡くなりになりました。長い70年にも及ぶ在位期間で国民から愛され惜しまれ方のようですね。笑顔が素敵でしたね。これからいろいろ変化が変わるのでしょう。 

 秋も近づいてきているのでしょうが(季節は確かに進んでいます)、コロナ前には教会も、霊の収穫を目指して伝道集会なども行われていましたが、感染対策も含めて積極的には行われなくなりました。 集会をするか否かは別にしても、福音宣教の急務は少しも変っていません。何としなければ!と祈りつつも、コロナが落ち着き始めたと思いきや、新たな変異株での流行が、と心くじけることの繰り返しです。 聖書研究も控える中で、今できることとして懸命に聖書講解に力を入れてはいますが、いよいよ黙示録も後に二回を残すばかりとなりました。黙示録に取り組むにあたり、福音派の中でも解釈が分かれるのを、どう整理していけるか?心配もありましたが、100回にわたる講解説教は大きな恵みとなりました。改めて神様が預言者を通して旧約聖書に託されたものを整理できました。長かったな!  カルト問題が社会問題になる中で、誤りなき神のことばという大切な柱の重要性をかみしめています。 ここにこそ、いのちのかぎがあるのですね。 学びや聖書研究会ができていないことの解決して、黙示録に次いで旧約聖書を知恵文学あたりを一書づつ学んでいけたらと思い、準備を進めています。 楽しみにしていただければ幸いです。

2022年9月11日主日礼拝式次第

前奏

招詞   詩 84:5~7

讃美     68

主の祈り

祈祷

使徒信条

こどもの時間

感謝祈祷

献金

讃美     169

聖書  ヨハネの黙示録  22:16~17 黙示(99)

宣教    「イエスのあかし」

讃美     271

頌栄     542

祝祷

報告


<本日の要点>

1.イエスの自己啓示(16節)

  ここにこそ、イエス様の自己啓示が! 「イエス・キリストとはだれか?」について、聖書は神の啓示が  聖書外資料もあるが、聖書こそが第一級の資料。イエス・キリストの死後数十年の間の証言の集大成。  結論としては二つ ①イエスは神 ②精神異常者か詐欺師か誇大妄想狂 のいづれか? どうこたえるか?

2.イエスとは?(16節)

 イザ11:1   ①「明けの明星」・・・ユダヤ人が考える人は英雄 ラビたちはエステル記のモルデカイだと、 それ以上の方 民24:17  ②ヨハ8:12

3.声を合わせて(17節)

 御霊と花嫁なる教会が声を合わせて   いったい誰へのことばか?

 ①キリストの向かって  ②罪びとに向かって

 それぞれで解釈がまったく異なる。 

  渇きをいやされる神 イザ55:1   ヨハ6:35

<結論>

・イエスの実在性の意味  ・イエス・キリストこそが神の約束されたメシヤ

・聖霊も教会もいリストの再臨を待ち望んでいる


次回はいよいよ最終回です!


2022年9月3日土曜日

台風の異常な動き

  今年は異常なことだらけですね。9月に入り台風が来るのは例年(?)のことですが、今回の台風11号は太平洋高気圧が勢力を保っていることなどもあり、学校で習った台風の動きとは違う異常な進路で、大変驚いています。 今でも大きな勢力なのに、さらにはノロノロとした動きで勢力を増して北上してくる、と予測されています。 目をいったん外に向けると、 ヨーロッパの高温やパキスタンの大雨(国土の1/3)が水没するなど、全世界的に温暖化のせいでしょうか(?)異常なことが相次いでいます。  全地が悲鳴を上げているのでしょう。 先が読めない人間が自然と共存することを忘れて、文明や文化の進化という名のもとに造り上げてきた結果でしょう。 蒔いた種は必ず刈り取らなければならない、という原則は生きていますね。

 国内の政界の暗部といい、諸物価の高騰等に加えこの台風や雨で農作物への影響と心痛めることが多いですね。  最近は暗い内容ばかりですみません。こんな時ほど、地上の事ばかりに目を奪われるのではなく天を見上げる必要があると思います。 

 礼拝での黙示録の学びもいよいよ最終章に入っています。私たちの考えている天国の概念は、聖書に基づくものではない、聖書の教える「新しい天と新しい地」は、もっと違うものを教えてくれます。 聖書からというのは簡単ですが、本当に聖書に聞くことを改めて教えられます。 黙示録を終えたら次はヘブル書を、と思ってはいるのですが、前回も書きました旧約聖書の各署(数書)を鳥瞰的に学ぶ準備に入っています。 45分程度で一書を解説するのは大変ですが、興味深いものになると思いますので頑張っています。ぜひ期待して臨んでください。

2022年9月4日主日礼拝式次第 

前奏

招詞  詩 119:1~2

讃美    23

主の祈り

祈祷

使徒信条

こどもの時間

感謝祈祷

献金

讃美   171

聖書  ヨハネの黙示録  22:10~15 黙示(98)

宣教    「幸いのために」

讃美   267

聖餐式  (205)

頌栄   541

祝祷

報告


<本日の要点>

1.時は近い(10~11節)

 「この書の預言のことばを封じてはいけない」・・・今回の人々へ公開は、緊急を知らせるため  ダニ8:26,12:4とは対照的 ダニエルの時にはもっと先の事   11節は何を? なすが儘に?  神は人を2種類に見ておられる ダニ12:10と酷似 神は見捨てられたのか?

2.報いるために来られる(12~13節)

 再臨が近づいてくる・・・教会に備えを急がせるために  Ⅱコリ5:10 様々な状況を生きるキリスト者への励まし スミルナ教会へのおことば(2:10) 「報い」はそれぞれの仕業に応じて  Ⅰコリ3:11~15 それぞれの賜物に応じて  13節・・・1:8.21:6にも 今回はだれのことばか?

3.最後の幸い(14~15節)

 第7番目、最後の「幸い」   「いのちの木」・・・エデンの園との対比  「幸いな人」・・・「自分の衣を洗う者」  いのちの木への条件  Ⅰヨハ1:7  「犬」・・・ピリ3:2 ヨハ8:44

<結論>

1.今は恵みの時、救いの日 

2.キリストは報いを

3.創世記の完成