2023年7月29日土曜日

連続猛暑日はいつまで?

  二つの高気圧が重なって、異常な・災害的な暑さ(最高気温が40度近い、熱帯夜も)が続いて熱中症も多発しています。戸外でも室内でも夜間でも、また、水の中でも熱中症だと、安全なのは一体どこ? 生きていくのが大変です。 何とか守られて一週間を過ごせていますが、あっという間でした。 愛する兄弟姉妹、子どもたちがこの一週間が守られたのは、ただただ感謝です。 この一週間も心騒がす事件が相次いでいて悲しいですね。 暑さのせいだけではないでしょうが、人の心はどうなっているのでしょうか? セミの声も大きくなっています。こんな時昔のように適度な夕立が来てれて涼しくなるといいな! いずれにしろ早く暑さが治まってくれることを願うばかりです。 夏休みに入って人の動きも多くなっているせいでしょうか、コロナの感染者も死者数も増えているそうです。 実際この暑さの中でも、マスクをしている人が増えてきていますね。これからは帰省の時期にもなりますね。何はともあれ、安全であってほしいものです。 

 礼拝では、ヘブル書の学びが続いていますが、5章に入りいよいよ大祭司になってきました。旧約聖書における大祭司の位置と役割を知ることがヘブル書の理解に役立つとおもいます。しばらくは、旧約聖書との兼ね合いで進めていきます。このことが旧約聖書の理解と聖書全体の理解につながることを願って!

2023年主日礼拝

聖書箇所は ヘブル書5:1~4

<本日の要点>

1.大祭司(1節)

 律法に記されている大祭司(アロン系の)とキリストの大祭司の比較へと進むが、その前に律法に記されている大祭司について理解をすることが鍵。 1節のわかりやすい訳は、新改訳2017 「大祭司はみな人々の中から選ばれ、人々のために神に仕えるように、すなわち,ささげ物といけにえを罪のために献げるように任命されています。」  ここに神の方法と意図がある。 神と人とをつなぐために、大祭司を人々の中から 初代の大祭司(アロン)の選ばれ方は? 民17章に   ヘブル1:4   「罪のために,ささげ物といけにえとをささげる」・・・贖罪の日(新改訳2017では、「宥めの日」へと変更)第7の月(ティシュリの月の10日)レビ16章 

2.仲介者を通して

 なぜ、人はいけにえをささげなければならないのか? 日本的と違い イザ59:1~2 パウロによれば、ロマ5:12 神に近づくのに仲介者が必要…大祭司   いけにえをささげればどんな罪も赦されるのか? レビ4:2 民15:22~31 申17:22  ダビデの例は?    問題は、「故意に犯した罪」

3.祭司職

 祭司職の重要性は、軽んじたための失敗例が明らかにしている。 ①レビ10章 ナダブとアビフ ②コラの事件  民16章  ③サウル王 Ⅰサム13章 ④ウジヤ王 Ⅱ歴26章 26:19

<結論>

レビ的大祭司の限界

2023年7月22日土曜日

梅雨明けしたけど

  命にかかわる猛暑日が続く梅雨でしてたが、遂に明けました。かつては嬉しかった梅雨明けですが、これからは本格的な猛暑と熱帯夜になるかと思うと、素直には喜べない。 熱中症も室外だけでなく室内でも、水中でも、夜でも起こりうるって、怖いですね。  そればかりではなく、こんな中で夏休みに入ると水の事故が心配でしたが、現実のものとなりました。孫と同じくらいの年齢なので他人ごととも思えません。 親御さんの気持ちを思うと辛い。 それ以外でも子供の事故や虐待も続いています・・・暑さのせいではないのでしょうが、わけのわからぬ事件も相次いでいます。人は心を失ったのでしょうか? 世界中を見渡しても、神を離れた人間に希望はない、回帰不能点を越える前に神の救いを! 福音だけが人を活かす!福音宣教こそが唯一の鍵です。 礼拝では、神のことばだけを語ります。

礼拝ではヘブル書が少しづつ進んできて、いよいよ5章に入ります。 この学びを通してしみじみわれわれ異邦人は、神の契約をいただいてはいないな、と思わされています。ユダヤ人のみに委ねられているからこそ、ユダヤ人の理解に近づかない限り正しい理解はできないと思わされています。 いよいよユダヤ教の3本柱の3番目に入ります。 これからが本格的になります。 アロンの大祭司職に勝るイエスの大祭司です。  きょうはその前にレビ族、祭司、大祭司を旧約聖書から学んでいきます。 これらのことはユダ人ならだれもが知っていることですので、そこをもとにしてヘブル書本文の学びを目指します。

<本日の要点>

1.レビ族

 レビ族はイスラエル12部族の中でも、特別な存在。 レビとは? ヤコブとレアの第三子として誕生 妹のディナがレイプされたとき(創34章)兄のシメオンとともにシェケムの子らを殺害、略奪したため父から非難(34:30) 父の臨終の床でも責めを(49:5~7)  後にはシナイ山の荒野での金の子牛事件では、レビ族はモーセにつく(出32:26~29) これで呪いから祝福へ  荒野を旅する民が統率された理由 ①12部族が各部族ごとにまとまっていた ②民の中心いるお方(幕屋におられる)への奉仕者としてレビ人が召される 民3:11~13  過ぎ越し(出4:22)  民3:40^41レビ人がイスラエルの初子へ 荒野の旅では最小の人数 土地の所有は許されない 

2.レビ的祭儀の体系  

 モーセもアロンもレビ族 ユダヤ教は祭儀で それに奉仕するのがレヒ族   レビ族は神により3つの階級に 大祭司、祭司、レビ人(出28:1~3)  大祭司は、アロンと4人の子に 長男と次男は神のさばきで死に、エルアザルとイタマルへ  レビ族はゲルション、ケハテ、メラリの氏族 ゲルション氏族は、天幕の入り口の幕の天幕、覆い、庭の入り口の幕にかかわる奉仕に、 ケハテ氏族は、祭司を除いて契約の箱、机、燭台、祭壇、聖具にかかわる奉仕  メラリ氏族は、壁板、横木、柱、台座にかかわる奉仕  移動がスムーズに可能  民1:50~54 レビ人はその奉仕の報酬として十分の一を (民18:21)

3.大祭司

 罪ある人間は聖い神の前に出ることはできない そのため神は祭司制度を 全人類の代表としてイスラエルを祭司に(出19:4~6) 神の宝、祭司の王国、聖なる国民 神のご性質の反映(レビ11:44~) 分離の意味するものは?  アロンのレビ的祭司体系 その頂点が大祭司 普段は祭司と同じ 聖所に入る時だけは特別な衣装を(民27:21、申33:8,10)  贖罪の日(キム・ヨプール)

<結論>

1.神は秩序の神  2.贖いの日

2023年7月15日土曜日

もはや異常ではない

  狭い日本で猛暑で40度に迫るところもあれば、線状降水帯の発生で一日でひと月分の大雨になり大きな被害を生じているところもある。 毎日・毎週同じ状況が繰り返されていて、もはや異常ではなく日常になってきています。 温帯から熱帯へと近づいている。 生態系がかなり変わってきているのように思えます。 あちこちで体温を越える温度になっています。  アテネでは40度をこえているとか・・・  エルニーニョ現象とラニーニャ現象が同時発生の可能性もあるとか、もしそうならもっとひどい被害が起こっても不思議はない。 こうした状況が世界的になって人間に何の影響もないとは言えないでしょう。 毎日のように人の命が奪われる事件が起こる。人が壊れていくようです。  アメリカでは、世界的にLGBT問題が急速に広がる中で、反LGBT法案が次々に出されて、大きな創造になっています。次の大統領選挙の大きな争点になることは間違いありません。 民主党と共和党の主張が何処までも分裂を引き起こしていくのですね。 キリスト教の歴史を見ていく中で、イギリスから信仰の自由を求めて新大陸を目指した清教徒たちが夢見たものが、またそこで築いてきたものが、こんなことになってくるとは考えはしなかったでしょう。 信仰の自由は何をもたらすのでしょうか?

人と自然界の問題の根本はやはり聖書にある! 古典だけど神のことばであり、今も生きておられる神、そのみこころを知ることができるのは、この神のみ言葉しかないのです。希望は、聖書にある! 

 教会図書に『聖書から出た日本語100』を追加します。なかなか面白いですよ。

 礼拝でのヘブル書の学びは、実に面白い。ヘブル的であり、そこに踏み込めば踏み込むほど、他人ごとではない。多くのことが今の自分に迫ってきます。ここに神のことばの力があるのですね。 今回からはいよいよユダヤ教とは?また、何が問題なのかに触れながら本質に入っていきます。

2023年7月16日主日礼拝  「第二の警告(4) 偉大な大祭司」

<説教の要点>

1.比類なき偉大さ(14節)

  イエスを「偉大な大祭司」と紹介する。 すでに2:17でも大祭司であることは語られているのに ここではさらに修飾語が  「もろもろの天を通られた」 これはパウロの体験Ⅰコリ12:3でいうようなものとは違う。 むしろ地上の大祭司アロンとの比較 少なくとも2枚の幕を通る しかしイエスは天の聖所に ヘブル語で大祭司をコヘン・ガドル 偉大な祭司これだとイエスは「偉大な偉大な大祭司」となる。 こんな方が我々と友井にいてくださる

2.大祭司の役割とイエス(15節)

 神は罪びとが近づけない  神と人の間には仲介者が必・・・祭司が  神を知り人を知る存在 イエスは神であり、完全な人 イエスの生涯がそれを示している  イエスの遭われた試みは我々のものとは違う。イエスのあったもの Ⅰヨハ2:16 「目の欲、肉の欲、暮らし向きの自慢」  最初のアダムはサタンの試みに失敗したが、最後のアダムは勝利する!

3.恵みの座(16節)

 イエスの御業がわかると、われわれは?幕屋・至聖所には「贖いふた」  イスラエルが神を意識したのはこの「贖いのふた」 大祭司が年に一度「贖いの日」に自分とイスラエルの罪のために、いけにえの地をふりかけ、「贖い」をした。(レビ16:11~17)  「贖いのふた」がイエス・キリストの型 

<結論>

イエスは同情心に富むお方 あわれみ深いお方 助けを与えるお方





2023年7月8日土曜日

災害級大雨

 先週に引き続き今週も梅雨前線の影響で、九州を中心に災害級大雨の予報が出ています。 喜ばしくない記録的な大雨で被害も心配ですね。 最初の人類の罪の結果と人類の委ねられた自然界に、今逆に支配されているようです。 これは日本だけのことではなく、今朝の情報では地球全体が高温で火傷状態です。 ヨーロッパや北極でも高温で氷山が溶け、湖も干上がり、田畑の植物も水がなく枯れていく、このままでは食物の危機です。 アルプスの氷も・・・  片や大雨とどうにも人間には打つ手もない! 以前は梅雨明けが待ち遠しかったのですが、今や猛暑日と異常な熱帯夜の連続がくるのが怖い。電気代も上がる中でエアコンか、つらい状況が続きそうです。 コロナ対策の反動で感染症もいろいろ発生していて、弱い者を直撃してます。他人ごとではなく年配者も心配ですし、小児科も大変なようです。 暗いことばかりで申し訳ないですね。 西大寺での安倍元総理の事件からも一年が経ちましたが、その事件の一因ともいわれている旧統一教会問題も進展はないように思えます。宗教二世問題(エホバの証人も含めて)も公になってはいますが、救済の道もまだまだです。  個々の問題の対症療法はできたとしても、すべての問題の解決は人には無理です。 希望はキリストにあり、鍵はみことばに! 梅雨の最中ですが、礼拝をささげられる幸いを感謝しています。 礼拝での解き明かしは次第に、難解なところに近づいてきています。これまではあまり気にせずに来たけど、いよいよユダヤ的なことや聖書全体、文脈等が面白いほど絡んできています。これが聖書なんだと! 感動しています。 すばらしさをお届けしたいな。

2023年7月9日主日礼拝

聖書箇所:ヘブル人への手紙 4:11~13 ヘブル(27)
宣教 「神のことば」

<本日の要点>
1.力を尽くして(10~11節)
  神が天地創造の後に完全休息されたように、勤勉な労働の後にも信者にも安息が 地上の戦いを終えて解放され信仰による安息が!  出エジプトの民は信者にとって反面教師 信者は何をしても守られるわけではない 救いと魂の平安との関係 ダビデの罪とその後の実生活がその例

2.神のことば(12~13節)
 「神のことば」とはいえ、ヨハネの福音書のロゴスではない。  ユダヤ人の考え方「一度話された言葉は独立して存在する」  イザ55:8~11  神から発せられたことばを文字化されたものが聖書 信頼   講解説教の重要性   神のことばの5つの特徴 ①「生きている」  ②「力がある」  ダイナマイトの語源ではなくエネルギーの語源   エペソ1:19~20での2つの「力」の違い  コロ1:20  ③「両刃の剣よりも鋭い」 エペ6:17  ④「たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通す」  二分説か三分説か?    ⑤「心のいろいろな考えやはかりごとを判別する」
13節 「さらけ出されている」・・・レスリング用語

<結論>
 神のことばには力があるが、それ知るには体験するには信仰をもって受け入れることが!

2023年7月1日土曜日

自然界からの猛威

  2023年も早くも上半期を終えて、後半に入りました。 あっという間でした。今年も人類の蒔いた種の刈り取りをしているようです。 異常気象のせいでしょうか? 日本では線状降水帯の発生頻度が年々増してきています。全世界では山火事や異常高温、反対に大雨や干ばつが・・・ 二酸化炭素対策が叫ばれているのに、世界中で戦争が多発していて、そのたびに二酸化炭素を出しているのに気がつかないのだろうか? 人とは悲しいものですね。作り出せないのに簡単に破壊していくのは得意なのですから。 命についても言えます。戦争で多くの被害を受けるのは、弱いもの、子どもやお年寄りです。この時でもウクライナでも子供たちの命も失われ続けていますし、アフガンの小児医療が崩壊している そうです。 国内でも毎日のように児童虐待が報道されています。少子化が止まらない中で、年々児童虐待が増え続けているそうです。児童相談所の通告は20万件以上、警察からの通告も11万件以上だとか。 命の尊厳はどこに? 毎日が嘆きばかりです。  聖書だけがそれに答えてくれるでしょう。 神を恐れること、これが人ができる唯一のことです。神を無視している限りは望みはない!

 夏に向かう中でたくさんの感染症が流行しているようです。コロナも第9波に入ったとか、RSウイルス等と人が愚かにも争っている間にも流行しています。 そのためというわけではないのですが、夏の伝道会は見送りで、秋の伝道会に備えます。 

 これまでライブ配信のために、主日礼拝の式次第をのせてきましたが、ライブ配信の終了に伴い、宣教をYou tube 配信に切り替えることになり式次第も終了します。 説教のアウトラインだけにします。 

 礼拝説教はヘブル人への手紙の連続講解が少しづつ進んでいます。 ユダヤ人の著者からのユダヤ人の第二世代のキリスト者で、元のユダヤ教に戻ろうとしている人々への手紙です。 内容は極めてユダヤ的であり、それだけに学びが進むとともに、旧約聖書が立体的になってきます。律法や歴史書はこういう風に読むのだ、とわかってきます。楽しいですね。 うまく伝わっているといいのですが・・・

聖書箇所:ヘブル人への手紙4:8~10  「第二の警告(3)  神の民の安息」ヘブ(26)

<本日の要点>

1.ヨシュア(8~9節)

  ユダヤ教の第二の柱のモーセ イエスはモーセに勝るという文脈なのに、ヨシュアが登場 イスラエルの民もモーセも不信仰・不従順の故に約束の地に入れず、ヨシュアが後継者に 流れとしては当然  ヨシュアについて整理しておこう  

 エフライム族の頭エリシャマの子(民1:10)の子ヌンの子(Ⅰ歴7:27)  名前はホセア(「救い) 後にモーセによって改名(民13:8、16)「主は救い」

若い時からモーセに仕え主に従うことを学ぶ   シンの荒野からシナイの荒野屁に至るまでに3つの事件が  マナ レフィディムでメリバ・マサの事件 アマレク人との戦い

さらにカデシュ・バルネア事件 カナンの地偵察  信仰によるヨシュアとカレブの二人のだけがカナンへ (民14:5~10、30、38、26:65)  ヨシュアとイエスのギリシャ語の綴りと発音も同じ ヨシュアをイエスの型とみなされてきた 著者の強調点はヨシュアは約束の地に導きいれたが、神の意図された安息とは異なっていること

2.安息日

 ユダヤ教において律法には613のミツヴォット(戒律)  248はミツヴォット・アセー(積極的戒律)と365のミツヴォット・タアセー(消極的戒律)  実生活には困難が 

使徒1:12   イエス マタイ11:28 口伝律法からの解放への招き

レビ23章には 7つのイスラエルの守るべき祭りの規定 ①過越し(ペサハ ニサンの月14日) ②種なしパンの祭り(15~21日) ③初穂の祭り(16日) ④7週の祭り(シャブオット シフンの月)  秋の祭りでは ⑤ラッパの祭り(ロシュ・ハシャナ ティシュリの月1日) ⑥贖罪の日(ヨム・キプール 10日) ⑦仮庵の祭り(スコット 15~21日) 年一回

レビ23:1~3 これらに先立って 安息日 毎週の祭り

3.終末的安息

 神の意図はイスラエルだけではなくすべての人の安息  「安息日の休み」・・・「安息日を守る」から「安息日遵守」  ここでは「神ご自身の安息にあずかる」   第三の安息の側面を  黙示14:13  

<結 論>

1.神の約束はhとの幸せのため

2.安息日について  旧約の安息日が新約の日曜ではない